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2003 Fiscal Year Annual Research Report

β3インテグリン組み換え型培養表皮の開発―生着率向上に向けて―

Research Project

Project/Area Number 15390543
Research InstitutionKawasaki Medical School

Principal Investigator

久保 美代子  川崎医科大学, 医学部, 講師 (00098609)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 土橋 敏明  群馬大学, 工学部, 教授 (30155626)
森口 隆彦  川崎医科大学, 医学部, 教授 (10111816)
Keywords遺伝子導入 / αvβ3 / ヒトケラチノサイト / 細胞移動能 / ゼラチンマイクロビーズ
Research Abstract

1.β3インテグリン・サブユニットcDNA導入ヒトケラチノサイトのin vitroでの諸細胞機能の解析
β3インテグリン・サブユニットcDNA導入ヒトケラチノサイトのフィブリノーゲン(FG),フィブリン(FB),フィブロネクチン(FN),ビトロネクチン(VN),変性コラーゲン[gelatin(GEL)],I型コラーゲン(COL-I)に対する細胞移動能についてhaptotaxis migration assayにより検索した.Costar Transwell^R(24well)を用い,各upper chamberのpolycarbonate membrane(8μm poreを有する)下面をFG(100μg/ml濃度),FB(100μg/ml濃度),FN(20μg/ml濃度),VN(10μg/ml濃度),GEL(10μg/ml濃度),COL-I(10μg/ml濃度)でcoatした.コントロール蛋白としてBSAを使用した.その後,upper chamber内に1x10^5個の細胞(β3インテグリン・サブユニットcDNA導入ヒトケラチノサイト,β-gal cDNA導入ヒトケラチノサイト)をそれぞれ播種した.培養14時間目にmembrane上面の細胞を綿棒で除去した後,membraneを固定・染色し,membrane下面に移動した細胞数を計測して,両細胞間で比較した.その結果,β3インテグリン・サブユニットcDNA導入ヒトケラチノサイトはFG, FB, FN, VN, GELに対してβ-gal cDNA導入ヒトケラチノサイト(コントロール)に比べて有意に細胞移動が増加した.コントロール細胞はFG, FB, VN, GELに対して細胞移動がごく僅かに陽性か陰性であった.COL-1に対しては両者ともに細胞移動が陽性であり,両者間でその差はなかった.コントロール蛋白のBSAに対しては両者ともに細胞移動は陰性であった.αvβ3に対するモノクローナル抗体(LM609)によるinhibition assayにおいて,β3インテグリン・サブユニットcDNA導入ヒトケラチノサイトのVNに対する細胞移動はLM609とのpreincubationにより有意に抑制された.これらのデータは,β3インテグリン・サブユニットcDNAを導入したヒトケラチノサイトはFG, FB, VN, GELに対して細胞移動能を獲得したことを示した.
2.生体吸収性マイクロピーズ/カプセルの作製
生体由来物質(ゼラチン)をガンマ線照射により架橋し,ゼラチンマイクロビーズを作製することに成功した.

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Ken Terao, 他5名: "Gelatin Microspheres Crosslinked with γ-ray : Preparation, Sorption of Proteins, and Biodegradability"Journal of Applied Polymer Science. 91. 3083-3087 (2004)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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