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2004 Fiscal Year Annual Research Report

In vivoにおける象牙質接着の劣化制御とその臨床応用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 15390573
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

佐野 英彦  北海道大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (90205998)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 井上 哲  北海道大学, 大学病院, 講師 (80184745)
田中 享  北海道大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (90179771)
池田 考績  北海道大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (90222885)
野田 守  北海道大学, 大学病院, 講師 (10301889)
Keywords象牙質接着 / 樹脂含浸層 / 劣化 / MMP
Research Abstract

中林らによって提唱された樹脂含浸層のコンセプトは、80年代から象牙質接着にとってなくてはならないものという認識が世界中に広がった。ところが、2000年にHashimotoらによる、生体内での樹脂含浸層の消失という報告が世界の流れを変えつつある。彼らが観察した結果は、再現性があるのか、あるいはどういうメカニズムで劣化が起こっているのかには興味が持たれる。
本研究では、生体内での象牙質接着界面の劣化機構の解明とその制御に視点を当てることにある。当研究グループでの一連の研究から、接着界面に形成された樹脂含浸層は時間の経過とともにレジン成分が抽出され、樹脂合浸層内のレジン成分の濃度が減少していくことが,in vivo,in vitroともに報告されている。また、Koshiroらの報告(研究業績参照)もレジンの抽出とコラーゲンの変化が示唆されている。レジン成分が抽出された場合に、コラーゲン線維どのような形で劣化していくかについては、興味のもたれるところである。当グループでは、露出したコラーゲン線維がMMPによって消化されるのではないか、との仮説のもとに、MMP溶液に浸漬した試料、MMPインヒビターを加えた浸漬した試料、およびヒト唾液に浸漬した試料を長期間観察することで、コラーゲンの消失を解明する予定である。これに加えて、長期間浸潰した試料を微小引っ張り接着試験に供することで、生体内での接着強さの劣化との比較検討を平成17年度に行う予定である。これによって、生体内での接着界面の劣化機構と、その制御に関して新たな知見が得られると考えられる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] In vivo degradation of resin-dentin bonds produced by a self-etch vs. a total-etch adhesive system.2004

    • Author(s)
      Koshiro K, Inoue S, Tanaka T, Koase K, Fujita M, Hashimoto M, Sano H.
    • Journal Title

      Eur J Oral Sci. 112・4

      Pages: 368-375

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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