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2004 Fiscal Year Annual Research Report

流量と酸素飽和度の同時計測に基づく新しい歯髄血流測定器の開発

Research Project

Project/Area Number 15390574
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

井川 資英  東北大学, 病院, 助手 (80176065)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 島内 英俊  東北大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (70187425)
飯山 正夫  東北大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (00193152)
三輪 全三  東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 講師 (30157705)
Keywords歯髄 / 血流 / 測定 / 酸素飽和度
Research Abstract

流量と酸素飽和度の同時計測に先立ち、各々のパラメータに関する計測システムの構築を行った。
1)血流測定
レーザードップラー血流計を用いたヒト歯髄血流測定に関し、歯周組織血流由来のノイズの混入の削減に取り組んだ。まず、ヒト抜去歯、ヒト末梢血液、および定量送液ポンプを用いたヒト歯髄血流モデルを作り、レーザードップラー血流計での測定範囲の解析を行ない、口蓋側からの血流測定が信号強度を増加させることを発見した。更に、これをヒト歯髄での測定で行ない、SN比の向上を確認した。
2)酸素飽和度測定
歯髄以外での生体での酸素飽和度測定は、指尖や耳たぶを対象としパルスオキシメーターを用いた計測が通例である。こうした市販の計測器の歯髄への応用は困難であり、本研究では新たに歯髄を対象とした測定システムの開発が必要である。特に照射光源の波長の選択、照射及び採光の経路に関して、新たなシステムを構築しなければならない。そこで、ヒト歯髄での測定に先立ち、透明アクリルブロック、シリコンチューブ、ヒト末梢血液、および定量送液ポンプを用いたヒト歯髄血流モデルを作り、酸素飽和度測定の基礎資料を求めた。その結果、酸素ガス注入によって酸化させた血液にはほぼ100%の酸素飽和度を、2酸化炭素注入によって還元させた血液には90%程度の値を示すシステムを構築した。今後は、抜去歯と血液循環システムを用いた歯髄血流モデルを対象として測定を行い、実際のヒト歯髄での測定に対応したシステムの構築を完成させる予定である。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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