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2003 Fiscal Year Annual Research Report

口腔環境の変化がもたらす脳の可塑性と機能的・心理的順応性の研究

Research Project

Project/Area Number 15390587
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

渡辺 誠  東北大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (80091768)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小牧 健一朗  東北大学, 歯学部附属病院, 助手 (40361109)
伊藤 進太郎  東北大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (00361105)
服部 佳功  東北大学, 歯学部附属病院, 講師 (40238035)
渡辺 芳彦  東北福祉大学, 総合福祉学部, 助手 (20360068)
KeywordsfunctionalMRI / 脳可塑性 / 口腔環境 / 口腔機能
Research Abstract

歯の欠損や欠損補綴処置、嚥下機能訓練などによる口腔環境と口腔機能の変化が、大脳に及ぼす可塑的な影響を明らかにすることを目的に、functionalMRI装置を用いて脳機能の評価を行っている。本年度は各運動要素の機能局在と個体差、再現性の検討を健全な歯列を有する成人被験者20名を対象として実施した。施行した運動要素はタッピング、噛み締め、開閉口顎運動、側方顎運動、舌運動、嚥下運動で、各施行タスクによる頭位の変動を検出し、タスクの検討を行うとともに実験のデザインを検討した。すなわち液晶プロジェクターで視覚刺激による各運動の指示方法や運動時間、タスクの順効果の吟味を行い、また、解析に用いるハードウェア関係の構築とソフトウェアの組み込み、解手法の確立を行った。
これまでの研究の結果、舌運動における賦活領域が、運動野、運動前野、補足運動野、体性感覚野、帯状回などにおいて他の運動要素よりも大きいことが判明し、より詳細な運動機能評価を行うこととした。すなわち、単純な舌の前後運動に加えて、「口蓋部に触れない」などの制御要素を条件付けることで、その差の検討を行っている。なお研究分担者の渡部は、本研究の一部を口腔ケア実践の根拠としてまとめた発表により、日本痴呆ケア学会第4回大会において石崎賞を獲得した。
また、誤嚥性肺炎予防における嚥下機能の評価の可能性を検討する目的も兼ねて、嚥下運動時の脳機能の解析を現在、継続して行っている。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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