2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15390588
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
佐藤 尚弘 東京医科歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (70178747)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 英和 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (90175430)
土平 和秀 東京医科歯科大学, 歯学部, 助教授 (00292988)
吉田 惠一 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教授 (60240280)
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Keywords | ペーストタイプ陶材 / ビッカース硬さ / 色調 / オールセラミックス |
Research Abstract |
第83回IADR総会(米国ボルチモア,2005年3月11日)で以下の発表を行った。 題名: Color and Microhardness of Paste Porcelain. 目的: 新しく開発したペーストタイプ陶材について色調安定性と硬さを評価するために以下の実感を行った。 この陶材はペーストの状態で供されるため、コンデンスの必要がなく陶材の築盛を容易に行うことが可能である。 方法: 1 色調安定性について ペーストタイプ陶材と従来型のパウダー陶材を用いて円板試料(直径:20mm,厚さ:1mm)を作製した。 それぞれの試料を所定のプログラムにて焼成後、表面を0.5μmで仕上げグレージングを行い測定試料とした。 分光測色計(CM-2600d)を使用し、測色を行った。(測定部位試料の中央、及び周辺4カ所)この結果を色彩分析ソフト(彩Check XP)により試料間、同一試料内の色差ΔEを比較検討した。 2 ビッカース硬さについて マイクロビッカース硬さ試験機(MVK-G2,AKASHI)をもちいて測定した(荷重:500gf) 結果: 1 色調安定性について ペーストタイプ陶材、従来型陶材の平均ΔE(SD)はそれぞれ1.05(0.45),1.29(0.16),同一試料内では0.18(0.09),0.42(0.21)となり、統計学的有意差は認められなかった。 2 ビッカース硬さについて ペーストタイプ陶材、従来型陶材のビッカース硬さはそれぞれ510.1(1.7),512.2(0.8)となり統計学的有意差は認められなかった。 結論: 新しく開発したペーストタイプ陶材は従来型の陶材に匹敵する色調安定性と硬さを有していた。
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Research Products
(2 results)