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2004 Fiscal Year Annual Research Report

歯冠部歯質高径0mmの支台歯における各種支台築造法の繰り返し荷重負荷による検討

Research Project

Project/Area Number 15390599
Research InstitutionTsurumi University

Principal Investigator

福島 俊士  鶴見大学, 歯学部, 教授 (60014205)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 坪田 有史  鶴見大学, 歯学部, 助手 (30267538)
Keywords支台築造 / Co-Cr合金 / メタルコーピング法 / フェルール効果 / 破折試験 / 破折強度 / 破折様相 / 繰り返し荷重
Research Abstract

歯冠修復において,支台築造法はその後の良好な経過を得るために重要な術式の一つである.支台築造に起因する術後の問題に歯根破折があるが,その対策として残存歯質によるフェルール効果が最も重要なことが分かっている.しかし,矯正的挺出,歯冠長延長術などの術前処置ができずに歯冠部歯質高径0mmの失活歯を修復する場合がある.その際の修復法としてCo-Cr合金によるメタルコーピング法を考案し,その有効性を検討することが本研究の目的である.
15年度は,繰り返し荷重負荷の影響を検討する前の予備的検討のためにCo-Cr合金による各種メタルコーピング法を施した試料を製作し,静荷重による破折試験を行った.その結果,フェルール量0.1mmともにメタルコーピング有りがメタルコーピング無しより高い破折強度を示した.したがって,静荷重による破折試験により,破折抵抗性の点からメタルコーピング法の有用性が示唆された.
16年度は,さらにウシ下顎前歯を用い,マージン形態がショルダータイプおよびベベルドショルダータイプの2条件の試料を製作し,さらにその2条件でメタルコーピング有り,無しの条件を設定し,計4条件の実験条件とした.各試料は,37℃水中下で300N,1Hz,300,000回の繰り返し荷重を歯の長軸に対して口蓋側45°方向から負荷した.繰り返し荷重後,万能試験機にて繰り返し負荷と同方向から片持ち梁形式の破折試験を行った.その結果,マージン形態がショルダータイプの条件では,メタルコーピングの有効性は認められなかったが,ベベルドショルダータイプでは,メタルコーピング装着により,破折強度が有意に向上し,その効果が確認できた.
したがって,フェルールの重要性とベベルを付与したメタルコーピング法による破折強度が向上する可能性が示され,歯冠部歯質0mmでの歯冠修復時におけるメタルコーピング法の有用性が示唆された.

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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