2003 Fiscal Year Annual Research Report
子育て期の夫婦の心理社会的状態とレスパイトサービスシステムの開発
Project/Area Number |
15390673
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
丸山 知子 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (80165951)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今野 美紀 札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (00264531)
吉野 淳一 札幌医科大学, 保健医療学部, 助教授 (80305242)
澤田 いずみ 札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (50285011)
吉田 安子 札幌医科大学, 保健医療学部, 助手 (40285010)
杉山 厚子 札幌医科大学, 保健医療学部, 助教授 (10264540)
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Keywords | 育児期 / 夫婦関係 / ストレス / サポート / ボランティア |
Research Abstract |
本研究は、子育て期の夫婦のレスパイトサービスシステムを開発するために、以下の目的で行っている。 1.子育て期にある夫婦間の心理社会的状態とコミュニケーションパターンを明らかにする。 2.子育て期夫婦に対するレスパイトサービスの実施とその効果を明らかにする。 1)ピアグループの育成 2)ボランティアグループの育成 3)レスパイトサービスに必要なネットワーク作り 3.子育て期夫婦に対するレスパイトサービスシステムのモデルを開発する。 15年度においては、これまでの継続調査に協力の得られた3〜4歳児をもつ女性約400名のリストを作成した。これらの対象者に対し、現在の心身の状態(GHQ30)、子育てに対する心配、夫婦関係、サポート者の存在等に関する質問紙を作成、同時に夫に対して調査協力依頼と、夫の心理社会的状態、子育てに対する考えとその実態に関する質問紙を作成した。質問紙は郵送し、記入後は夫婦各々の封筒に密封し回収する予定である。現在配布準備中である。 同時に、ファーカスグループインタビューの参加者に同意の得られた10〜20名に1,2回に分けて、子育てと夫婦関係に対するインタビューを行う予定である。インタビューやピアグループ育成のために必要な資料や子どものための道具等の準備を行った。 レスパイトサービスのためのボランティア育成のために、看護短大・大学の2施設の卒業生で札幌市在住で現在勤務していない者のデータベースを作成した。この対象者に子育てボランティアの意思確認のための質問紙調査用紙を作成し、現在郵送中である。 また、札幌市内における子育てに関するネットワーク作りの資料を収集し、データベース作成中である。
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