2003 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル化時代における海外コリアンのホスト社会への適応と葛藤
Project/Area Number |
15401039
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | National Museum of Ethnology |
Principal Investigator |
朝倉 敏夫 国立民族学博物館, 民族社会研究部, 教授 (40151021)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
島村 泰則 秋田大学, 教育文化学部, 助教授 (10311135)
岡田 浩樹 神戸大学, 国際文化学部, 助教授 (90299058)
林 史樹 神田外語大学, 外国語学部, 専任講師 (00364919)
韓 景旭 西南学院大学, 文学部, 助教授 (50309861)
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Keywords | 海外コリアン / 移民 / ハワイ / ホスト社会 / グローバル時代 |
Research Abstract |
本研究の第一の目的は、多様な海外コリアンのあり方を視野に収め、世界諸地域に居住する海外コリアンを比較研究するための基礎的資料の収集にある。そのため研究メンバーは世界各地の海外コリアンについて、それぞれ分担して研究を行っているが、本年度は、本研究の初年度にあたり、またハワイヘの移民100周年にあたるため、次ぎの2点に関し、共同調査を行った。 1つは、2003年8月下旬に、移民100周年を迎えたハワイにおいて、その記念事業に関わった「ハワイ大学韓国学研究所」のエドワード・シュルツ教授「駐ホノルル大韓民国総領事館」の丁完聲副総領事へのインタビューを行った。また、ホノルル市内における韓国人経営の店、1980年代以降に移民してきた韓国人商人を対象にして調査を行った。 2つは、2004年2月に、韓国において海外コリアンヘの研究・支援を行っている「在外同胞財団」において、資料の収集を行うとともに、同財団の李光奎理事長との意見交換を行い、今後の研究協力関係を結んだ。また(沿海州のコリアンを支援するNGO団体である「東北亜平和連帯」を訪れ、その活動状況について調査した。 このほか、本研究テーマに関連する文献リストの作成に着手した。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 島村 恭則: "Cultural Diversity and Folklore Studies in Japan-A Multiculturalist Approach"ASIAN FOLKLORE STUDIES. 62. 195-224 (2003)
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[Publications] 島村 恭則: "境界都市の民俗学-下関の在日朝鮮半島系住民たち"越境(現代民俗誌の地平1). 9-36 (2003)
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[Publications] 島村 恭則: "比較と多文化の民俗学へ"東北学. 18. 148-158 (2003)