2004 Fiscal Year Annual Research Report
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15402017
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| Research Institution | Doshisha University |
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Principal Investigator |
橋本 卓 同志社大学, 法学部, 教授 (00208448)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
落合 恵美子 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (90194571)
斎藤 友之 日本福祉大学, 経済学部, 助教授 (90340281)
橋本 泰子 四国学院大学, 社会学部, 教授 (80236075)
野津 幸治 天理大学, 国際文化学部, 助教授 (40208369)
藤井 和佐 岡山大学, 文学部, 助教授 (90324954)
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| Keywords | タイ / バンコク / 住民自治 / 地方分権 / 地域社会 / 家族 / 市民社会 |
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| Research Abstract |
平成16年度の研究活動は以下のとおり実施した。
1.国内研究会:8月から9月にかけて実施を予定していた、本調査の準備を進めるため、打ち合わせ及び勉強会を5月、8月に実施した。そして、本調査終了後の10月には、調査地域住民を対象に行った質問票調査のデータ整理と解析の方法、及び分担について検討した。
2.タイにおける現地本調査の実施
(1)調査準備
昨年度よりすでに準備については概ね完了していたが、質問票調査の実施に関しては、現地の大学生の雇用とトレーニングが必要であった。そこでチュラーロンコーン大学副学長の協力を得て、10名の学生に対し調査に必要な様々な知識を与え、また調査方法を訓練した。
(2)日程と分担
8月25日より9月8日まで、5人のメンバーによって調査活動を行った。橋本卓が、行政、旧村および分譲住宅地域との連絡調整全般、そして質問票調査を統括した。落合は近県も含めた農村部を中心に、直接聞き取りを実施して、質問票調査の補完を行った。橋本泰子は、主に旧村を中心に質問票内容を点検するとともに、調査員の監督・指導の任を担当した。野津は、寺を中心に地域社会の住民の動向を観察するとともに、質問票の確認を行った。藤井は、分譲住宅地域を中心に質問票調査(留置)を担当し、周辺の分譲住宅との比較も試みた。
(3)調査の成果
調査地は、研究代表者が過去に科研調査メンバーとして調査経験をもっていたが、都市化が急速に進行したため、調査実施には困難が伴うであろうことを予想していた。実際に一般住民の反応は、懐疑的な部分もあったが、各地域のリーダーの協力もあって予想以上の質問票(農村部約60件、分譲住宅約210件)を採ることができた。この結果によって最終的には多くの住民の方々に理解されたと考えている。現在粗集計が終了した段階ではあるが、かなり有意なデータが出ており、今後の本格的な分析によって、さらに大きな成果が期待できると思われる。
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