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2004 Fiscal Year Annual Research Report

地球の裏側から夜空を!初の海外インターネット天文台により変わる日本の理科教育

Research Project

Project/Area Number 15403001
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

佐藤 毅彦  熊本大学, 教育学部, 助教授 (10297632)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 前田 健悟  熊本大学, 教育学部, 教授 (00040048)
榊原 保志  信州大学, 教育学部, 助教授 (90273060)
山崎 良雄  千葉大学, 教育学部, 教授 (10210402)
Keywords理科教育 / 天文教育 / インターネット / 遠隔利用 / 天文台 / リアルタイム
Research Abstract

平成15年度にガーナ・テマ高校に完成したインターネット天文台を、改良を続けながら教育実践などへ積極的に活用した。現地訪問は平成16年9月と平成17年1月の二回、無人の天文台を安定して使い続けるための小改修とともに、テマ高スタッフと教育利用について打合せを行った。
教育実践は、熊本県本渡市および新和町の公立小学校、熊本市内の公立中学校、北海道札幌市の公立小学校、熊本大教育学部、千葉大教育学部、北海道教育大教育学部の各々附属小学校にて展開した。昼間の授業中にインターネット天文台を通しリアルタイムに夜空を見る授業に、子どもたちは目を輝かせて取り組んだ(各授業後にアンケートをとり、興味・関心や意欲の変化を調べた)。熊本大教育学部附属小における授業はTV取材を受けるなど、この取組みの社会認知度・注目度も大きく上がってきている。
学校以外では、熊本県生涯学習推進センターの市民講座キャンパス・パレアに参加、天文学に関する話題の紹介とインターネット天文台を用いた天体観察体験を提供した(平成16年夏、17年冬に各3回ずつ)。生涯学習は年輩の参加者主体で、こちらも天文台からの映像を熱心に体験して頂けた。また平成16年夏には、熊本市博物館の特別展「毛利宇宙飛行士の部屋」に参加し、夏休みの子どもたちに宇宙のロマンを実感してもらった。
さらに、インターネット天文台を利用した理科学習を全国へ普及してゆくため、コンピュータ教育開発センターCECのシンポジウム「Eスクエア・アドバンス成果発表会」(平成17年3月)にインターネット天文台を出展した。二日間でのべ2000人近くが集まった大規模なイベントであり、数多くの教育関連参加者に「日本の昼間に見るガーナの星空」を紹介することができた。
「地球の裏側から夜空を」観察することを可能とし、理科学習の質を変えてゆく先駆けとして、成功した研究であったと自負する。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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