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2004 Fiscal Year Annual Research Report

モンゴル永久凍土地盤特性に関する調査研究

Research Project

Project/Area Number 15404014
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

小野 紘一  京都大学, 工学研究科, 教授 (00283622)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大島 義信  京都大学, 工学研究科, 助手 (10362451)
Keywords凍上 / 不等沈下 / 永久凍土 / モンゴル / パイプライン
Research Abstract

1.モンゴルにおける研究調査
モンゴル凍土地盤における季節凍上を実測するために,凍上量等の計測を行った.
昨年度,ウランバートル市近郊の2箇所に観測地点を選定し観測地点を設営した.掘削したボーリング孔を用いて地中温度や地中水位の計測を行うほか,凍上量測定のための測点をそれぞれの地点で20箇所程度設定し,夏季には月一度,冬季には月二度のサイクルで凍上量測定を行った.今年度の計測の結果,永久凍土層は凍上量に大きな影響を与えることはなく,地下水位の存在と緩慢な温度低下により大きな凍上量が発生することが明らかとなった.また地層種別によっても凍上量が大きく異なり,透水性の高い層が下にある粘土層に地下水位が存在する場合,アイスレンズの形成が促進され凍上量が増大することが分かった.
2.数値モデルの構築
モンゴルにおける凍上量を予測する式を提案し,数値シミュレーションを行った.
飽和土の凍上量を算定する高志式を修正し,不飽和土へ適用した予測式を提案した.また予測式の妥当性を検討するために,実際の計測値と比較し,妥当な結果が得られた.またパイプライン敷設を想定し,弾性支承モデルにより埋設管の曲げ破壊の検討を行った結果,凍上量の差を入力値として曲げ性状を把握できることがわかった.埋設以上より,パイプライン等のルートに沿ってボーリングを行い,室内試験により凍上量を決定することで,現場での凍上量を予測することが可能であることが分かった.しかし,境界条件の処理など未解決の部分もあるため,今後更なる検討が必要である.

  • Research Products

    (3 results)

All 2004 2003

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] Ground behavior in permafrost area of Mongolia2004

    • Author(s)
      Y.Oshima, K.Ono, L.Sukhbuyan
    • Journal Title

      Proc.of the 17th KKCNN sym.on Civil Eng.

      Pages: 513-518

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] Frost heave and thaw settlement monitoring in Mongolia for pipeline design2003

    • Author(s)
      L.Sukhubyan, K.Ono, Y.Oshima
    • Journal Title

      Proc.of the 16th KKCNN sym.on Civil Eng.

      Pages: 533-538

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] Design for a pipeline monitoring using fiber optic sensors2003

    • Author(s)
      Y.Oshima, K.ONO, K.Sugiura
    • Journal Title

      Proc.of structural health monitoring and intelligent infrastructure

      Pages: 309-314

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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