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2004 Fiscal Year Annual Research Report

インドネシア・ブランタス川流域における流砂系の総合的土砂管理のための学術調査

Research Project

Project/Area Number 15404017
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

藤田 正治  京都大学, 防災研究所, 助教授 (60181369)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 寶 馨  京都大学, 防災研究所, 教授 (80144327)
中川 一  京都大学, 防災研究所, 教授 (80144393)
諏訪 浩  京都大学, 防災研究所, 助教授 (00093253)
里深 好文  京都大学, 農学研究科, 助教授 (20215875)
Keywords土砂管理 / 流砂系 / 土砂生産 / 河床変動 / ブランタス川 / 火山噴火 / 侵食 / インドネシア
Research Abstract

研究計画の各項目について以下のような研究を行った.
(1)土砂動態に及ぼす自然的・人的影響
ブランタス川における洪水時の濁度の観測を継続して行い,クルー火山噴火後同じ洪水流量に対して濁度が減少していたが,最近増加の傾向にある.これは,森林の農地化や河川における砂利採取が影響しているものと考えられる.もう一つのモデル流域であるプロゴ川流域については,現地調査を行い,砂利採取が極端な河床低下,河床材料の粗粒化,河口地形の変化の原因となっていることを明らかにした.
(2)火山流域における土砂生産
昨年に引き続きスメル火山流域で土石流の観測等を実施した.土砂流出変化の時定数と火山の種類や噴火活動,植生変化との関係を明らかにするためには,さらなる観測調査が必要である.
(3)降水および土砂流出の実態とモデル化
レスチ川流域において,降雨量,土壌侵食量,河川水の濁度の観測を行い,主に農地からの土砂流出の実態について検討した.その結果,農地からの侵食は雨季の初期に多くなることが観測された.これは,雨季の初期はまだ植生が回復していないことによるものと思われる.
(4)ブランタス川の土砂動態および河川環境
プロゴ川流域における極端な河床材料の粗粒化と河道の固定化は生物環境に大きな影響を与えている.そこで,河床材料の空隙を評価するモデルを開発し,河床変動と河床材料の空隙の関係を検討した.この結果,アーマーコート化に伴う空隙率や空隙のスケールの増加や細粒土砂の供給による空隙率の減少と空隙のスケールの減少が解析できるようになった.

  • Research Products

    (2 results)

All 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 1990年クルー山噴火後のブランタス川への土砂流入特性の変化2005

    • Author(s)
      広重 敬嗣
    • Journal Title

      平成17年度砂防学会研究発表会概要集 (発表予定)

  • [Journal Article] 高原川流域における土砂生産特性2005

    • Author(s)
      藤田 正治
    • Journal Title

      水工学論文集 49巻

      Pages: 1075-1081

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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