2005 Fiscal Year Annual Research Report
野生イネ遺伝資源のオンファーム保存システム構築のための実証的調査
Project/Area Number |
15405041
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐藤 雅志 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 助教授 (40134043)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
南澤 究 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 教授 (70167667)
石川 隆二 弘前大学, 農学生命科学部, 助教授 (90202978)
中村 郁郎 千葉大学, 大学院・自然科学研究科, 助教授 (50207867)
佐藤 洋一郎 東北大学, 総合地球環境学研究所, 教授 (20145113)
石井 尊生 神戸大学, 農学部, 助教授 (20260648)
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Keywords | 野生イネ集団 / 栽培イネ / 自生地 / オンファーム保存 / 熱帯アジア / 遺伝的多様性 / 遺伝資源 / 環境 |
Research Abstract |
石井、宍戸、秋本は2005年11月1日から11日まで、昨年度につづきミャンマーにおいて野生イネ集団の生態および遺伝的多様性の継続調査を行った。そして、ヤンゴン管区の定点調査地2箇所、ヤカイン州の定点調査地4箇所の植生や地形、撹乱程度や水環境などを詳細に記録した。また、設置した定点調査集団より野生イネの個体別サンプリングを行い、DNAマーカーを用いた集団の遺伝構造解析を継続して行った。パセイン周辺に1箇所、野生イネ集団の定点調査地を新たに設定した。調査期間中には、ミャンマー農林灌漑省の研究者と調査活動および研究成果について、意見交換した。ミャンマー国では、一昨年に野生イネ自生地保存に関わる研究協定書を締結している。 佐藤雅志、中村および石川は2006年1月7日から14日まで、タイ、ラオス、カンボジアにおける野生イネ自生地保存に関わる調査に出向いた。ラオスでは、定点調査地において野生イネ集団の生態および遺伝的多様性の継続調査を行った。カンボジアでは、在来イネ品種の遺伝的多様性および野生イネ自生地保存に関わる共同研究に関する協定書の内容について話し合いを持った。さらに、シムリアップ周辺の野生イネ自生地保存候補地の予備調査をおこなった。予備調査では、Oryza ridleyiの集団を発見しサンプリングした。 佐藤雅志および中村は、2006年1月15日から17日まで、インドネシア、カリマンタン、バンジェルマシン周辺の野生イネ調査に出向いた。また、さらに、野生イネ自生地保存の共同研究に関する協定に向けてLambung Mangkurat大学の研究者と話し合いを持った。帰国の途中にタイ、バンコクに寄り、タイ国との野生イネ自生地保存に関わる共同研究に関する協定締結に向けて、昨年と引き続きタイ国農業研究所の研究者と話し合いを持った。
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Research Products
(5 results)