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2005 Fiscal Year Annual Research Report

マーシャル諸島住民の甲状腺癌および肺癌発生に対する低線量被曝の関与

Research Project

Project/Area Number 15406023
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

藤盛 啓成  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (50238622)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大内 憲明  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90203710)
里見 進  東北大学, 病院・教授 (00154120)
土井 秀之  東北大学, 病院・助教授 (90188839)
宮田 剛  東北大学, 病院・講師 (60282076)
関口 悟  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (20312580)
Keywords甲状腺癌 / 放射性被爆晩期効果 / 肺癌 / 糖尿病
Research Abstract

平成17年度は16年度の予算残金を繰り越して、研究を行った。平成18年2月17日から検診を開始し、平成18年3月22日まで、研究分担者、協力者を合わせて延べ13名が渡航して住民1340名に対し、生活歴・喫煙歴の問診聴取、甲状腺触診、エコー検査さらに甲状腺機能検査、自己抗体検査、採尿検診を行った。甲状腺結節性病変を有した約300名に細胞診を実施した。検診対象者は50歳以上の住民であるが、検診受診者平均年齢は50歳を越えており、検診は順調に行われた。触診エコーからは7名に甲状腺癌が疑われ、甲状腺癌が多発していると言えるように思われた。検体(細胞診標本、血清、尿)は日本の検疫では手荷物で問題なく持ち帰れるとのコメントであったため、順次日本に持ち帰って検査する予定であったが、航空会社から持ち込み搬送を拒否されて頓挫した。航空会社と搬送方法について検討を重ね、ようやく3月22日検診終了後に全検体の輸送が可能になった。
最終的に、今回の検診結果と、1994-7年までの検診結果を年齢性別、推定被曝量をマッチさせて甲状腺癌の罹患率、その他の甲状腺疾患の罹患率について比較検討し、被曝と甲状腺発がんとの関係を明らかにし、喫煙の実態調査からマーシャル諸島住民の肺癌のリスクについて検討した。さらに、今回は現地病院の協力で糖尿病のスクリーニング検査(HbA1c値)を行った。現在のところ平均年齢54歳でHbA1c6%以上が60%と多数であり、広島放影研からの報告(HLA haplotype is associated with diabes among atomic bomb survivors. Human Immunol.64,910-916,2003)を参考に、糖尿病と被曝の関係の検討した。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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