2003 Fiscal Year Annual Research Report
ビューポイントに基づいたシナリオ分析手法に関する研究
Project/Area Number |
15500026
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
大西 淳 立命館大学, 理工学部, 教授 (50160560)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
糸賀 裕弥 立命館大学, 理工学部, 助手
島川 博光 立命館大学, 理工学部, 教授 (70351327)
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Keywords | シナリオ / 要求分析 / ビューポイント |
Research Abstract |
本研究は2年間に渡って進める予定である。初年度に当たる平成15年度は(1)シナリオ記述言語の設計[担当者:大西](2)シナリオ内部表現のスキーマ設計[担当者:島川](3)ビューポイントに基づいたシナリオの変換手法の確立と手法に基づいたシステムの試作[担当者:大西・島川・糸賀・研究補助者(本学博士課程大学院生 数名]を行なった。 研究代表者の大西は研究プロジェクトの管理・推進、シナリオ記述言語の設計、および分担者と共同しながらシナリオ変換手法の開発を担当した。研究分担者の島川はデータ工学の専門家であり、効率の良いシナリオ内部表現の設計と内部表現からシナリオへの変換手法の開発を担当した。研究分担者の糸賀はビューポイントに基づいたシナリオの変換手法に基づいたシステムの試作を研究補助者と共に行った。研究補助者として参加する大学院生はシステム開発と文献調査を主として担当した。 研究成果については、国際会議[6月14日〜22日に開催のCAiSE03(第15回先端的情報システム工学に関する国際会議)、9月1日〜2日に開催のIWPSE(ソフトウェア進化に関する国際会議)]や国内会議[11月13日〜15日に開催の日本ソフトウェア科学会ソフトウェア工学の基礎ワークショップ、3月18日〜19日に開催の情報処理学会ソフトウェア工学研究会など]での発表を通して公表すると共に、国内外の研究者とも研究内容について積極的に議論した。 また、成果の一部については、日本ソフトウェア科学会の査読付きフルペーパー論文としてまとめた。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 張 紅輝, 大西 淳: "異なる視点で記述されたシナリオの統合支援"コンピュータソフトウェア. 20・5. 2-19 (2003)
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[Publications] Zhang Hong Hui, Ataushi Ohnishi: "A Scenario Description Language based on Action Frame"Proc.CAiSE'03 Forum. 81-84 (2003)
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[Publications] Zhang Hong Hui, Atsushi Ohnishi: "Integration and Evolution Method of Scenarios from Different Viewpoints"Proc.International Workshop on Principles of Software Evolution (IWPSE 2003). 183-188 (2003)
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[Publications] 張 紅輝, 大西 淳: "ルールによるシナリオの検証支援手法"ソフトウェア工学の基礎. X. 77-80 (2003)
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[Publications] 糸賀裕弥, 大西 淳: "セキュリティ機能のためのシナリオ改良の一方法"情報処理学会研究報告. 2004・30. 139-146 (2004)
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[Publications] 中村絵美, 楓仁志, 島川 博光: "関連を用いたコンテキストのデータ表現モデル"FIT2003情報科学技術フォーラム予稿集. II. 51-52 (2003)