2004 Fiscal Year Annual Research Report
ウェアラブル・センサと感情マシンモデルによるユーザの意図状況理解
Project/Area Number |
15500064
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
竹林 洋一 静岡大学, 情報学部, 教授 (10345803)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秡川 友宏 静岡大学, 情報学部, 助手 (90324326)
坂根 裕 静岡大学, 情報学部, 助手 (40345806)
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Keywords | ウェアラブル / ユビキタス / センサ / 感情 / 知識処理 / 環境情報 / 意図状況理解 |
Research Abstract |
【概要】 本提案研究では,温度や湿度などの環境センサと加速度やジャイロなどの人体モーションセンサを搭載したウェアラブル機器で収集するセンサ情報に基づき、ヒューマンインタフェース高度化のための多層感情マシンモデルを確立した。怒り・悲しみ・喜びなどを表層的に分類するのではなく、ミンスキーの提案する感情マシンモデルをベースに、センサ信号処理、パターン処理、知識処理技術を統合し、ユーザの意図感情理解を実現した。感情は対象となるユーザの状況や経験に応じて大きく変化するため、特定状況に限定して感情に関わるセンサデータを収集し解析を行った。日常的にウェアラブルセンサを携帯し、スポーツや会議などの場に注目し、装着したセンサから得られるデータを解析することで、意図感情理解が実現可能であるかを検証した。 【具体的成果】 1.環境情報や身体情報を獲得するためのユビキタス・ウェアラブルセンサを開発 ・空手学習における体の動きを測定するデバイス ・コミュニケーションにおける頷き動作を検出するデバイス 2.感情データを収集・意味づけするためのツールを開発 ・複数カメラおよびマイクを設置した空手学習教室、幼児教育教室を構築した。 ・DVD記録したコンテンツを見ながら入力した感情データをWEBで共有するツール 3.知識処理エンジンの構築 ・フレーム型の知識ベース管理システム 4.多階層モデルへのフィードバック
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Research Products
(8 results)