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2004 Fiscal Year Annual Research Report

認知科学的手法による実時間自律分散協調システムの研究

Research Project

Project/Area Number 15500085
Research InstitutionThe University of Electro-Communications

Principal Investigator

竹内 郁雄  電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (90293109)

Keywords実時間 / 分散協調 / マルチエージェントシステム / ロボカップサッカー / 認知科学的手法 / かけ声 / 3次元サッカーシュミレーション
Research Abstract

本年度の研究実績は以下の通り.
(1)昨年度に引続き、RoboCupサッカーシミュレーションエージェントの情報交換手段として、人間が発話できる程度の「かけ声」を利用する研究を行なった。かけ声には、情報共有を促すかけ声と、戦略や行動を指示するかけ声がある。これら大きく分けて2つの種類のかけ声をそれぞれ開発した。情報共有を促すかけ声として、後ろ相手が近付いているので注意しろという意味の「ショッテル」、見えていない味方を探す「ドコダ?」など、5種類を開発した。また、戦略や行動を示すかけ声に関しては、短期行動指示ではない、戦術的な流れを意識した戦術かけ声、たとえば「BackToFoward」(一旦後ろに戻すから、誰か前のいいところにいたらフィードできるか?)といった複雑なチームプレイの可能性を探るようなかけ声を2種類開発した。しかし、かけ声の種類を増やすと、逆にかけ声が氾濫し、チームプレイを阻害することもある。そこで、発話ルールを導入した。実験の結果、かけ声の種類を増やして、適切に発話すると明確にチームの強化に役立つことがわかった。
(2)今年度から正規の種目として開始された、3次元サッカーシミュレーションに対応するための研究を行なった。現時点ではルールが、本研究の骨である「認知科学的手法」に沿わないため、基礎調査を行ない、来年度以降のルール改正で、人間的なサッカーにできるような仕組みを研究した。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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