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2003 Fiscal Year Annual Research Report

マルチエージェント指向図形オントロジーに基づく図形処理システムの仕様記述・検証

Research Project

Project/Area Number 15500089
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

外山 勝彦  名古屋大学, 大学院・情報科学研究科, 助教授 (70217561)

Keywordsオントロジー / 図形 / 自己認識論理 / 非単調論理
Research Abstract

図形の表現や操作のための手法は,個別かつ経験的に記述,開発されているため,それらの手法の間での特長の比較,表現の互換性の保証,操作の妥当性の検証は容易ではない.本研究は,その問題を解決するために,図形処理システムの仕様記述・検証手法の確立を日的とする.
本年度は特に,図形オントロジーの構築を目指して,次のことを明らかにした.
1.既存の各種の図形ソフトウェアを調査し,図形オントロジー構築に必要な図形クラス,図形属性,図形間の概念関係の整理・体系化を行った.特に,図形クラスとして,点,直線,長方形,円など14種類を扱った.また,それら静的な状態におけるオントロジーの構築に加え,図形操作の種類,各図形操作の特性など,図形操作を介した図形の動的変化についても整理・体系化を行った.特に,図形操作として,追加,移動,色変更,消去などを扱った.
2.図形クラスおよび図形インスタンスをエージェントと見なして,それらの属性やそれらに対する操作をマルチエージェント系自己認識論理(MAEL),および,その拡張を用いて記述する手法を構築した.その際,次の手法を用いた.
(1)図形属性をエージェントが持つ知識であると捉える.
(2)エージェント間での知識交換関係として,図形間の概念関係をメタ知識により表現する.
(3)図形に対する操作は,操作前後の図形間の関係として表現する.このとき,「全体に対する操作は部分にも適用される」という性質が成り立つ操作があることに注意し,部分クラスの図形に相当するエージェントに対して,操作に関する公理を与えることにより,図形操作を表現する.

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 村上雅哉: "選考付き知識に対する統合操作の形式化"2003年電子情報通信学会総合大会情報・システム講演論文集. 1. 113 (2003)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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