2004 Fiscal Year Annual Research Report
ハイパー空間における学習プロセスの自己モニタリング支援に関する研究
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15500091
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| Research Institution | The University of Electro-Communications |
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Principal Investigator |
柏原 昭博 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (10243263)
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| Keywords | 自己モニタリング支援 / ハイパー空間 / Webコンテンツ / ナビゲーション / メタ学習 / プレビューア / ポストビューア / 学習効果 |
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| Research Abstract |
本年度は、平成15年度に開発した自己モニタリング支援システム(プレビューア・ポストビューア)を用いて評価実験を行い、その結果を踏まえて自己モニタリング支援手法の洗練・拡張を行った。
本支援システムは、Webコンテンツが提供するハイパー空間において学習プロセスの自己モニタリング(進行モニタリング・内省モニタリング)を支援するシステムであるが、評価実験の結果、本システムがWebブラウザのみの利用と比較して、飛躍的にハイパー空間における学習効果・効率を高めることを確認することができた。同時に、Webコンテンツによっては、自己モニタリングに必要な情報を提供することができず、学習効果・効率を高めることが出来ないという問題点も確認した。この問題を解決するために、自己モニタリング支援情報をWebコンテンツからオーサリングする手法を開発し、さらにオーサリングされたコンテンツ上で、学習者の自己モニタリングプロセスに応じた適応的支援を施すことができるように、自己モニタリング支援機能の洗練・拡張を行った。
また、評価実験では、一定期間自己モニタリング支援システムを利用させた後、支援システムなしでも自己モニタリングを行うことができるかどうかを確かめた。その結果、本支援システムだけでは自己モニタリング能力の向上は困難であることが分かり、自己モニタリングの仕方を学ぶことが必要であることを確認した。自己モニタリングの仕方を学ぶことは、Webコンテンツの学び方を学ぶことに相当することから、本研究ではこれをメタ学習を呼び、Webコンテンツを題材としたメタ学習のモデルを提案した。さらに、そのモデルをもとに、メタ学習能力の向上を支援することができるように自己モニタリング支援システムを拡張した。
以上の研究成果については、関連する国際会議で公表しており、今後も国際会議での発表を予定している。
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