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2005 Fiscal Year Annual Research Report

公共図書館の新規サービス展開に対する住民の選好意識とコンジョイント分析による評価

Research Project

Project/Area Number 15500153
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

歳森 敦  筑波大学, 大学院・図書館情報メディア研究科, 助教授 (80222149)

Keywords公共図書館 / 選好意識 / コンジョイント分析 / Choice Based Conjoint / ベイズ推定 / 住民調査
Research Abstract

図書館の非利用者と利用者の選好構造の差異の分析を目的に,一昨年度に実施したつくば市民を対象とした質問紙調査,昨年度のHierarchical Bayes推定による回答者個人毎の選好意識の分析,同じく昨年度の図書館のインターネット端末利用者に対する選好意識の分析結果をもとに,住民調査による選好意識調査を設計して実施した.調査対象地域は市立図書館が良好なレファレンスサービス活動を継続していることで知られる,千葉県成田市で,図書館サービスへの選好意識に加えて,市民のメディア利用と図書館の利用経験を質問した.個々の市民が情報獲得においてどのような態度を有しているかと,図書館サービスへの選好意識のパターンとの関連を中心に分析を進めた.
その結果,一昨年度につくば市で得られた結果と異なり,開館時間が最も強く影響すること,続いて自分の望む資料があること,そして図書館員から得られる支援が影響することが示された.特に,図書館員から得られる支援としては,「興味関心事を調べる手助け」が得られることの評価が高く,「読書相談」の評価が低いことが明らかになった.
個人の選好意識のパターンをもとにクラスター分析による類型化を行うと,2つないし3つのセグメントに分類された.昨年度のつくば市民が4つから5つに類型化できたものに対して,類型がはっきりとしない傾向にあるが,図書館の利用-非利用に関する軸が分類に大きく影響している点は共通している.
また,メディア利用の態度と図書館の利用-非利用選好は有意な関係にあり,図書館サービスに関する選好意識パターンのセグメント形成に関係があることを示した.

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 公共図書館におけるインターネットサービスに関する来館者の選好意識調査-コンジョイント分析法を用いて-2005

    • Author(s)
      孫誌衒(ほか)
    • Journal Title

      日本図書館情報学会誌 51(2)

      Pages: 49-61

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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