2003 Fiscal Year Annual Research Report
作用記憶におけるチャンキングの脳活動に関するfMRI/EEG研究
Project/Area Number |
15500177
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Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
STEVEN Phillips 独立行政法人産業技術総合研究所, 脳神経情報研究部門, 主任研究員 (90344209)
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Keywords | チャンキング / 学習 / fMRI / 記憶 |
Research Abstract |
我々は、4ヶ月を超える期間、被験者に二つの認識課題を「新しい形の「対の形状」を集中的に学習」してもらいながら、学習する前、しているとき、そしてその後の、計4回についてfMRIで被験者をスキャンして調べたことがある。その4ヶ月の期間、被験者は「対の形状」の具体的な集中的な訓練を施される。認識課題のそれぞれの試行のために、被験者は「対の形状」のリストを与えられる。(今までに知っているものか、またはまったく新しいもの)そして、そのすぐ後にリストの中に前出の「対のもの」があるかどうか判断するように言われる。さまざまな経験に基づく状態における脳の働きの対比は3つの主だった観察を明らかにした。 1.「対の形状」の学習を増加させることによる側頭葉の働きの増加があった。 2.「対の形状」の学習を増加させることによる前頭葉の働きの減少があった。 3.前の学習の介在する間に「対の形状」の学習の追加をすることなしに、第3のセッションに関連付けて、第4のセッションにおいて、側頭の働きの増加があった。 これらの結果は側頭葉における「視覚からの学習の証拠」として、説明される。 更に、その結果は長い期間の学習はその後のあきらかな学習の欠乏にさえ上回って残るということまで示唆する。NeuroImage.(brain imaging journal)に、これらの結果のレポートは載っている。
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[Publications] Phillips, S., Niki, K.: "Visual chunk learning in human lateral temporal lobe"NeuroImage.. in prep..