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2004 Fiscal Year Annual Research Report

神経内分泌細胞の調節性分泌経路へのタンパク質選別機構について

Research Project

Project/Area Number 15500205
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

穂坂 正博  群馬大学, 生体調節研究所, 助教授 (80311603)

KeywordsセレクトグラニンIII / カルボキシペプチターゼE / プロホルモン / コレステロール / 神経内分泌細胞 / 分泌顆粒 / 顆粒膜 / リポソーム
Research Abstract

申請者は、ペプチドホルモンの調節性分泌経路への選別機構解明を目標としている。これまで申請者は、分泌顆粒に特異的に局在するクロモグラニンAに着目し、クロモグラニンAと結合するタンパク質としてセクレトグラニンIIIを同定、セクレトグラニンIIIがクロモグラニンAの調節性分泌経路への選別受容体として機能する可能性を示した。またセクレトグラニンIIIが調節性分泌経路の分泌顆粒膜と直接結合して選別輸送されることを明らかにした。
本研究では、平成16年度に、セクレトグラニンIIIとカルボキシペプチターゼE(CPE:分泌顆粒への選別受容体の一候補)の相互作用機序と、セクレトグラニンIIIが、ペプチドホルモンの普遍的な選別受容体として機能する可能性、について検討した。
申請者は、電子顕微鏡下で同一の分泌顆粒中にセクレトグラニンIIIのみ集中しているマイクロドメイン、CPEのみ集中しているマイクロドメイン、セクレトグラニンIIIとCPEが混在しているマイクロドメインが存在する像を観察した。この形態学的観察を裏付けるために、セクレトグラニンHIとCPEが結合することを生化学的解析で実証した(論文投稿中)。解析の結果、セクレトグラニンIIIはCPEと分泌顆粒内環境である高カルシウム・酸性条件下で結合した。またCPE欠損マウスを用いて、セクレトグラニンIIIの局在、ペプチドホルモンの選別輸送について検討したところ、セクレトグラニンIHはCPE非存在下でも顆粒膜直下に局在し、ある種のペプチドホルモンの選別輸送として機能していることを見いだした。さらにセクレトグラニンIII、CRE、クロモグラニンAのペプチドホルモン選別輸送での関係を調べたところ、ペプチドホルモンはセクレトグラニンIIIやCPEにより分泌顆粒へ選別され、その後、クロモグラニンAと凝集体を構成することが明らかとなった。

  • Research Products

    (2 results)

All 2004

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Angiogenic enfothelium-specific nestin expression is enhanced by the first intron of the nestin gene.2004

    • Author(s)
      Aihara M, Sugawara K, Torii S, Hosaka M, Kurihara H, Saito N
    • Journal Title

      Laboratory Investigation 84

      Pages: 1581-1592

  • [Journal Article] Immunocytochemical localization of secretogranin III in the endocrine pancreas of male rats.2004

    • Author(s)
      Sakai Y, Hosaka M, Yoshinaga A, Hira Y, Harumi T, Watanabe T
    • Journal Title

      Arch.Histol.Cytol. 67

      Pages: 57-64

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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