2004 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者心身特性を考慮したLSV運転疲労低減技術の開発
Project/Area Number |
15500391
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
石橋 一久 東海大学, 第二工学部, 教授 (50246071)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
押野谷 康雄 東海大学, 工学部, 助教授 (70233533)
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Keywords | アクティブシートサスペンション / 乗り心地 / 官能評価 / リニアモータ / 電気自動車 / 室内実験 / 疲労感 / 高齢者 |
Research Abstract |
申請者らは,トラックなどの大型車両における運転疲労低減技術として,シートサスペンションをアクティブ制御するシステムの研究を行ってきており,その基礎事項の検討を実車レベルで終了している.本申請課題は,これまでに得られた知見を活用し,今後高齢者の使用頻度が高まると予想されるLow Speed Vehicleにおけるアクティブシートサスペンションの開発を目的とする.高齢者運転時の心身特性を考慮したシステム設計を行い,疲労低減ならびに運転支援技術の確立を目指している. 低速走行専用の超小型車両を対象として,高齢者運転時の振動・衝撃の緩和,さらに非舗装道路走行時の不規則な外乱の抑制,不慣れな軽量超小型車両に対する違和感の除去等を実現しながら,快適性の向上による心身のストレス低減に基づいた運転疲労低減技術の開発を行っている. 昨年までに,1人乗り電気自動車に対し、小型かつ簡易装着可能なアクティブシートサスペンションを設計・製作していたが,実際に複数被験者の官能評価に基づいた乗り心地,疲労抑制効果を検討した結果,装置改良の必要性が発生した.そこで,本年度前半終了後,大幅な装置の作り変えを実施した. 本年度の成果としては,次ページ研究発表にもあるように,官能評価の基礎的検討を実施し,また制御手法として新たに外乱相殺制御を用いて,乗り心地の大幅な改善を図り,その有効性を確認できたことである.
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Research Products
(6 results)