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2003 Fiscal Year Annual Research Report

青年期における最大骨量を高めるための健康教育の方策と効果

Research Project

Project/Area Number 15500488
Research InstitutionGifu Pharmaceutical University

Principal Investigator

西田 弘之  岐阜薬科大学, 薬学部, 助教授 (80082999)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 杉浦 春雄  岐阜薬科大学, 薬学部, 助手 (40187646)
鷲野 嘉映  名古屋文理大学, 健康生活学部, 助教授 (90220855)
Keywords青年期 / 骨量 / 健康教育 / 運動量 / 栄養摂取 / 体格・体力 / Ca摂取量
Research Abstract

本研究は、最大骨量を獲得する大切な時期にあたる高校生を対象として、1年次から3年次(3カ年間)までの骨密度の推移と、それを規定する要因を明らかにし、各測定年次の結果に基づき健康教育を実施する中で、より高い骨量獲得の指針を探ることを目的としている。
本年度は、初年度であり、10月下旬に岐阜県内のA高校1年生、男子175名、女子85名を対象に(1)骨密度測定(2)出生生育歴調査(3)栄養調査(4)体格・体力測定(5)日常活動量調査(6)健康・生活習慣調査などを実施し、現在の骨密度に影響を及ぼす要因の検討を行った。
<結果の要約>
1)骨評価値と体格との関係:男子では、出生身長、小学期の体格、中学期の体格、現在のBMIが、女児では小学期の体格などとの間で有意な相関関係が認められた。
2)骨評価値と体力との関係:男子では、握力、上体起し、体前屈、反復横とび、50m走、立ち幅とび、ボール投げなど多くの項目との間で有意な相関関係が認められ、女子でも、ほとんどの項目で正の相関を示したが、男子に比べ有意な関係は認められなかった。
3)骨評価値と健康・生活習慣などとの関係:男子では、体力があると認識している者や運動の実施頻度が多い者および乳製品摂取が多い者に骨評価値が高く、女子では、体力があると認識している者および発育促進年齢が早かった者ほど骨評価値が高い傾向にあった。
4)骨評価値によって、高値・中値・低値の3群に区分して検討を行った結果からも、男女とも、骨評価値が高い群は、低い群に比して、ほとんどの体力項目で優れていた。
これまでのところ、高校1年次の骨量には、従来から、指摘されているような、運動、栄養(特に、Ca含有食品)などの在り方の関与が示された。なお、栄養調査および活動量調査との関連については、現在、詳細な分析を行っているが、早急に、この時期における骨量を高める要因を明確にし、4月には、これらの結果を踏まえた、健康教育を生徒に施すとともに、栄養面では各家庭の協力を仰ぐための方策を実施する予定である。
また、2年次の骨量の測定は、平成16年10月下旬を予定しており、健康教育の方策と効果を検討していきたい。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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