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2004 Fiscal Year Annual Research Report

三次元データによる身体立体形状の数量的類型化

Research Project

Project/Area Number 15500521
Research InstitutionJissen Women's University

Principal Investigator

高部 啓子  実践女子大学, 生活科学部, 教授 (00206872)

Keywords三次元計測 / 肩部形状 / 反身・屈身 / 前肩 / 肩傾斜
Research Abstract

昨年度の準備結果をふまえて、さらに検討を加え、三次元計測の最適条件を設定し、計測を実施した。
すなわち、カメラ2台を被写体に向かって60度離して設置し、カメラの高さを一方は上方に、他方は下方に設置し、上方から肩部を、下方から腰部を捉えることができるようになった。また回転式計測台を使用し、120度ずつ3回撮影を行うことで、1例につき6枚の画像データを取得し、体幹部の全周計測が可能となった。同一条件で解析に入れるように基準画面を作成し使用することで貼り合わせの時間および画像上での計測の効率をあげることができた。撮影時の着衣については、スポーツブラ・シームレスのキャミソール・スパッツ・計測用ベルトを着用することで、無駄なしわの発生を防ぎ、被験者に安心感を与え、より正確な形状を捉えることが可能となった。また腕部に黒の長手袋をすることによって必要ない部分をカットし、より使いやすい画像を得る方法が開発された。
2004年11月から12月に若い女性63名の三次元計測を実施した。1名につき6枚の画像を貼り合わせ、頚部から大腿部にいたる体幹の三次元データを得た。これらのデータを定性的、定量的に観察した。本年度は肩部形状について検討した。すなわち、肩部を上方から見た形や頚部の肩部における位置関係を観察することから前肩、屈身傾向か反身傾向かについて検討した。さらに正面から見た肩部の傾斜の大小などと屈身、反身傾向との関連等についても検討した。その結果、前肩の程度を表す角度は右に裾を引く歪んだ分布を示すことが明らかとなった。また肩傾斜の大小と前肩屈身傾向との間には関係は認められず、独立の関係にあることが推察された。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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