2004 Fiscal Year Annual Research Report
幼児にみられる極端な偏食に対して連続的な食生活体験を取り入れた食教育のあり方-その意義と役割-
Project/Area Number |
15500552
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Research Institution | Fukuoka Prefectural University |
Principal Investigator |
小松 啓子 福岡県立大学, 人間社会学部, 教授 (30136220)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡村 真理子 福岡県立大学, 人間社会学部, 助手 (40248109)
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Keywords | 連続的な食生活体験 / ちびっこ農園 / 幼児 / 偏食 |
Research Abstract |
<連続的な食生活体験プログラム第2回目の取り組み> 当大学近郊にある幼稚園において、連続的な食生活体験プログラムを5歳児を対象に実施した。 (1)連続的な食生活体験プログラム開始前に、質問紙により幼児の野菜に対する嗜好調査を行った。 (2)幼児たちに野菜の種や苗を「植える、育てる、収穫する、調理を大人との共同作業で行う」という一連の食生活体験の機会を提供した。 (3)活動時の子ども同士の関わりを観察するとともに、ビデオと写真に記録した。 (4)収穫後、調理や試食をする際の子どもの反応を観察し、ビデオと写真に記録した。 (5)連続的な食生活体験プログラムの全過程終了後に再度、質問紙により幼児の野菜に対する嗜好調査を行った。また、保護者を対象に、食生活体験に対する感想や食生活体験に関する家庭での話題性についてインタビュー調査を行った。 現在、野菜に対する嗜好調査結果および連続的な食生活体験のビデオ記録、インタビュー結果を分析中である。 <学会発表> 第51回日本栄養改善学会において、「極端な偏食に陥っている幼児に対する食材体験活動による食行動変容の試み」について発表を行った。
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