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2004 Fiscal Year Annual Research Report

協同学習の基盤をなす「グループ学習時のコミュニケーション」過程に関する研究

Research Project

Project/Area Number 15500608
Research InstitutionAkita University

Principal Investigator

浦野 弘  秋田大学, 教育文化学部, 教授 (50185089)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小松 正武  秋田大学, 教育文化学部, 教授 (70003879)
姫野 完治  秋田大学, 教育文化学部, 講師 (30359559)
Keywords協同学習 / コミュニケーション過程 / カテゴリー分析 / 授業研究 / グループ学習 / 学習活動
Research Abstract

本研究は,新たな学びのためのスキルである「グループ活動時の協同・協調思考」の過程の実態を把握し,その効果的な指導方法を開発することを目指して,グループ活動における子どものコミュニケーション過程に焦点をあて,提案することを目的として実施するものである。
本年度は,秋田県内の各学年が単級(クラス規模は20人程度)の公立小学校の第5学年および第6学年を一年間にわたり,継続的に調査した。グループによる話し合いの場面が設定された,算数,国語及び学級活動の授業を記録した。具体的な記録の方法は,クラス内のグループを抽出し,そのグループの全員の児童の身振りや表情を,授業開始時から終了時までを録画した。
その結果得られた特徴的な知見を以下に示す。
(1)他者の発言中の割り込みの問題点:メモや記録をとることや横やりの発言が要因となって,話し合いが中断されたり,流れが転向してしまうことがある。また,他者の発言中に割り込みをかけてはいけないという指導がある。国語の話し合い時における議論と直接的に関わらない発言がその後の話し合い活動に影響したかの事例を記すと,「他者の発言中に割り込んだものは実質的な議論を止めてはいない。むしろ,他者の発言の直後の割り込み発言が議論を中断したり,脇道にそらせるケースが多かった。」ことを見い出した。
(2)グループの人数の問題点:グループの構成員数を5または6人にすると,二つの話題がグループ内で同時に進行するケースが見られたが,4人のグループではこのような現象は見られなかった。
(3)机間指導中の教師が介入する際の問題点:教師が机間指導を行うとき,その前の議論の展開を知ることができていないために,適切な支援が行われなかったという事例は少なくはなかった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 小学生のグループ討議に関する研究2004

    • Author(s)
      浦野 弘, 佐藤 千暁
    • Journal Title

      日本教育工学会第20回全国大会講演論文集

      Pages: 565-566

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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