2003 Fiscal Year Annual Research Report
世界と共鳴し地域に開く学校の通信基盤開発に関する研究
Project/Area Number |
15500623
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
長瀬 久明 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 教授 (10127269)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山城 新吾 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 助手 (10346299)
成田 滋 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 教授 (10172587)
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Keywords | 機械翻訳 / 未習得言語 / グローバル・コミュニケーション / 並行翻訳 / 往復翻訳 / 校内コミュニケーション / ストリーミング |
Research Abstract |
平成15年度は次の内容を行った。 (1)機械翻訳サイトによるコミュニケーションの機能開発と実験 現職教師の協力を得て、約10授業時間、機械翻訳サイトを高校生十数人に利用させた。 高校生は約10授業時間でmailとwebの機械翻訳を習得し、コミュニケーションできることを確かめた。とくに基本操作は1授業時間で習得した。 未習得言語によるコミュニケーションのための機械翻訳利用について、有用な機能をソフト企業と共同で検討し報告書にまとめた。 (2)手引書説明書の内容検討 上記の実験のために高校生用手引書を作成した。内容は高校生に容易に理解され妥当であった。 作成した高校生用手引書をもとに、説明を簡略化し、中学生用手引書を作成した。 上記の実験で協力を得た現職教師の経験をもとに、教師用手引書を作成した。 (3)応答可能機関や個人の調査、募集 Jearn2003および交流希望サイトから、合計約30人の協力者を得た。 諸外国のWEBサイトを調査し、博物館、公的機関、新聞社などのリンク集を作成した。 (4)児童生徒の情報リテラシーの育成および相手国教師との連絡調整と活用場面の検討 児童生徒の情報リテラシーは校内のコミュニケーションが十分可能なレベルにある。 またそのレベルは機械翻訳によるコミュニケーション可能なレベルである。 (5)ストリーミングサーバのテスト運用と安定動作および実験ポリシーの作成 ストリーミングサーバのテスト運用を行った。現在、安定に動作している。 1対1の遠隔授業参加のテスト運用も計画に追加した。実験ポリシーを実践的に作成中である。
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