2004 Fiscal Year Annual Research Report
世界と共鳴し地域に開く学校の通信基盤開発に関する研究
Project/Area Number |
15500623
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
長瀬 久明 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 教授 (10127269)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
成田 滋 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 教授 (10172587)
山城 新吾 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 助手 (10346299)
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Keywords | 機械翻訳 / 未習得言語 / グローバル・コミュニケーション / グループウェア / 校内コミュニケーション / 学校家庭間コミュニケーション / ストリーミング / 学校通信基盤 |
Research Abstract |
平成16年度は次の内容を行った。 (1)交流への機械翻訳利用:機械翻訳を用いて、小学校児童どうしが1回きりのイベントでない交流を行った。総合的な学習の時間を用い、児童は数週間、mailとwebに機械翻訳を適用し、ビデオレターやデジカメ添付書類も用いコミュニケーションした。 (2)仮想出席システムの整備:欠席した児童生徒のための家庭での仮想出席システムを整えた。教師の自宅で実験し情報の伝達については良好な結果を得た。児童に欠席の事態が発生せず、児童による実験は出来なかった。保護者との情報共有については、保護者用手引書を作成した段階であり、今後の課題である。 (3)仮想出席3システムの比較:ストリーム配信による仮想出席に加え、iSight+iChatによる仮想出席、ネットワークカメラによる仮想出席の3つのシステムについて実施し、画像品質、音声品質に加え、操作性の点でも比較検討し知見を得た。 (4)手引書の作成:グローバル・コミュニケーションのための冊子1,2,3(児童生徒用)と冊子4(保護者用)および、各冊子の指導者用説明書を作成した。 (5)安価なグループウェアの開発:資金の乏しい学校で継続的にグループウェアを利用するため、企業と協力し、基本的な機能に絞ったグループウェア"geta(ジータ)"を開発・発売した。今後、学校情報基盤としての利用を目指す。 (6)ハワイおよびスペインとの調製:交流相手としてハワイおよびスペインの小学校と調整を図り、ハワイについて機械翻訳による児童どうしの交流を実現した。 (7)メールマガジン利用の学校保護者連携:グループウェア開発と平行して、メールマガジンを用いた学級通信を試み、児童生徒と家庭(保護者)と教師の連携について良好な結果を得た。 以上により、「世界と共鳴し地域に開く学校の通信基盤」を開発した。
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Research Products
(7 results)