2005 Fiscal Year Annual Research Report
e-ラーニング基礎理論としての教授システム論の内容整理と教材化
Project/Area Number |
15500632
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Research Institution | Iwate Prefectural University |
Principal Investigator |
鈴木 克明 岩手県立大学, ソフトウエア情報学部, 教授 (90206467)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三石 大 東北大学, 大学院・教育情報学研究部, 助教授 (50305306)
波多野 和彦 岩手県立大学, メディア教育開発センター, 助教授 (50198751)
市川 尚 岩手県立大学, 助手 (40305313)
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Keywords | インストラクショナルデザイン / eラーニング / 遠隔教育 / 情報特論 / GBS / 教授システム論 |
Research Abstract |
本研究は,eラーニング基礎理論としての教授システム論の内容整理と教材化を目的として実施した。研究3年目においては、初年度に実施した大学院レベルの集中講義「情報特論1:eラーニング基礎論」をもとに開発したパッケージ版eラーニング教材「詳説インストラクショナルデザイン:eラーニングファンダメンタル」を用いて2つの大学院における講義を展開した。昨年度に試行した集中講義「情報特論2」については,その内容を整理し、大学院レベルの講義として展開するための調整を行った。本教材は、eラーニング教材のユーザとしてeラーニングを運用するための実践的なスキルを身につけることを目標にした「情報特論1」の続編である。本教材には、実践的な問題解決スキルを育成する教育向けに開発され、米国を中心にその応用が進んでいるインストラクショナルデザイン理論(GBS理論)を応用し、シミュレーション的な疑似場面で適切な判断ができるかどうかを中心に研修を進める形式を採用した。 今年度は、当初の予定通り、「情報特論3」を具体的なカリキュラムとして開発し、試行した。試行は、日本eラーニングコンソーシアムが主催する「eラーニングウィンターセッション」(青山学院大学)であった。本教材は、インストラクショナルデザインの考え方に基づいてeラーニング教材の開発を行う受注者側の基礎知識・スキルの育成を目的としたもので、3部作の最後にあたる。本教材では、事例分析を中心に取り上げ、その結果を元に自分たちのテーマでの教材設計・開発・評価の一連のプロセスを体験的に学習する手法を採用し、試行では、その最初の事例分析と基礎知識の紹介を中心に実施した。試行の結果を受けて、カリキュラムを改善し、具体化を図った。
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Research Products
(4 results)