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2003 Fiscal Year Annual Research Report

酸性雪(雨)による生態系システムと土壌等への影響調査

Research Project

Project/Area Number 15510024
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

青山 清道  新潟大学, 積雪地域災害研究センター, 助教授 (50018488)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 仁志  新潟大学, 農学部, 教授 (30018543)
狩野 直樹  新潟大学, 工学部, 助教授 (00272857)
田口 洋治  新潟大学, 工学部, 助教授 (90018490)
宮内 信之助  長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (90018672)
中田 誠  新潟大学, 大学院・自然科学研究科, 助教授 (80217744)
Keywords酸性雪 / 酸性雨 / pH / 吸着 / 硫酸イオン / 硝酸イオン / 不純物 / ザラメ雪
Research Abstract

森林の枯死している地区(新潟県,群馬県,栃木県)の土壌を採取し,酸性雨(雪)による土壌の酸性化への影響等を調査した。即ち,水,酸性溶液,塩化カリウム溶液等を用い,主に新潟県の土壌(乾燥,粉砕後,1mm以下に粉砕したもの)を対象に土壌のpH及び溶出成分を分析し,酸性化の程度について検討した結果,以下の結論を得た。
1)採取した土壌を水,塩化カリウム溶液を用い振とう接触させpHを測定した結果,塩化カリウム溶液により得られたpHは水の場合よりほぼ1.2低かった。過去のデータと比べ,土壌の酸性化が少しずつ進んでいると考えられた。2)特定の土壌採取地点の深さ方向(20〜100cm)の土壌のpHを測定した結果,地中の土壌に比べ地表付近の土壌の方が酸性化は進んでいると判断された。3)懸濁液中の幾つかの溶出元素とpHを測定した結果,アルミニウムの場合pHが高いと溶出量は少なく,pHが低いと溶出量が多くなる傾向が見られた。また,実験室で土壌を長さ1mの塩ビ管中に充填し,模擬酸性雨を流下させた実験より,一昨年のデータと今年のデータとを比較すると,pHの低い領域では溶出量が今年の方が多いことが分かった。pHの測定結果及び溶出元素の測定結果から,新潟県の土壌の酸性化は少しずつではあるが確実に進行していると推定される。
酸性雪と雪解け時のAcid Shockについての調査・分析は目下継続中であり,土中のバクテリア等への影響についても検討している。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 郭 軍, 田口洋治, 山口東吾, 相馬正宏, 青山清道: "水溶液中のリン酸及びアンモニウムイオンの氷表面への吸着"日本雪工学会誌. 19・3. 195-201 (2003)

  • [Publications] Y.Taguchi, Y.Yamaguchi, Y.Zanma, J.Guo, K.Aoyama: "Elution Phenomena of Acidic Ions from Granular Snow and Spherical Ice"Proceedings of Snow Engineering 2004 (A.A.Balkema Publishers). (発表予定). (2004)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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