2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15510123
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
関谷 和之 静岡大学, 工学部, 助教授 (60256667)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安藤 和敏 静岡大学, 工学部, 助教授 (00312819)
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Keywords | AHP / ANP / 固有値問題 / 数理計画 / DEA / サプライチェーン / 意思決定 / 合意形成 |
Research Abstract |
本年度の研究では、実社会における相互評価システムを導入した意思決定問題に関してその調査研究を行い、さらに、相互評価システムを組み込んだ総合評価に対する各種解析手法の比較検討と新手法の開発と総合評価のもつべき性質を明らかにした。 具体的には、実社会における意思決定問題に対して、サプライチェーンマネジメント(SCM)での戦略的意思決定支援と道路公団分割民営化における資源配分の2つのテーマを取り上げ、これらに対する相互評価システム導入の重要性と既存の総合評価解析法の問題点を明らかにし、以下の2つの論文としてまとめた。 1:道路関係四公団民営化推進委員会「意見書」に基づく道路公団分割民営化,システム/制御/情報,49(2005),90-95 2:A use of Analytical Network Process for Supply Chain Management, International Journal of Asia Pacific Management Review,9(2004)783-800 次に、既存の総合評価法であるANPとCCMを合意形成の観点から理論的に比較し、CCMの不合理性を 3:Remarks on the Concurrent Convergence Method for a Typical Mutual Evaluation System, Journal of the Operations Research Society of Japan,47(2004)82-95 に示した。これらの知見を元に、相互評価上の依存関係に対してベイズ定理を元にモデル化した研究 4:A new approach of revising unstable data in ANP by Bayes Theorem, Journal of the Operations Research Society of Japan,48(2005)24-40 と時系列データに関する総合評価法を提案した研究 5:Returns to scale in dynamic DEA", European Journal of Operational Research 161(2005)536-544を発表した。
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Research Products
(5 results)