2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15510128
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
森田 浩 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助教授 (60210176)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 博昭 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (90107136)
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Keywords | DEA / 効率性分析 / 回帰分析 / 確率的フロンティア法 / 非効率性 / 不確実性 / 実験計画法 / 統計的品質管理 |
Research Abstract |
社会システムや生産システムなどさまざまなプロセスにおける活動の非効率性を見出すための評価手法ならびに最適化手法について研究を行った。本研究では、回帰分析や分散分析における非効率性の同定モデルの開発、多様なデータによる効率性評価のためのDEA法の開発などを目的として行った。以下にそれらの研究成果の概略を示す。 ・特性の悪化要因である非効率性を定量的に同定することを目的として開発した回帰分析モデルを多入力システムへ適用するための拡張を行った。また、単一入力システムに対して、DEA法の考え方を用いたノンパラメトリック法を考案した。 ・他の統計的品質管理手法への水平展開として、確率的フロンティア法を適用して要因配置実験における非効率性の同定モデルを考案した。これにより誤差要因しか取り上げていないモデルでは見出せなかった主効果を検出することも可能となる。 ・周りの状況に応じた評価を行うことのできる状況対応型DEA法の考え方を利用して、時系列データにより技術進歩とパフォーマンス進歩の関係を捉えるフロンティアシフトの定量的指標を考案した。さらに、競合環境下における競争力を測る指標として、フロンティアにおけるシェアの推移を定量的に捉える指標を示した。 ・多くの評価基準の中から外部評価に基づいて適切な評価基準を選択するための手法として、直交配列表を用いた実験計画法による変数選択法の提案を行った。企業の経営診断への適用事例を示し、有効性を検証した。
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Research Products
(4 results)