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2003 Fiscal Year Annual Research Report

不確実性の影響を受けにくいジョブショップのスケジュールに関する研究

Research Project

Project/Area Number 15510131
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

森川 克己  広島大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (10200396)

Keywordsスケジューリング / 不確実性 / ジョブショップ / メイクスパン
Research Abstract

本研究はジョブショップを主たる対象とし、種々の不確実な現象が発生しても、その影響を受けにくいスケジュールをいかにして立案するかという問題に取り組んでいる。不確実性の影響を吸収する鍵は、ジョブショップのスケジューリングにおいてしばしば生じる機械の遊休状態であり、不確実な現象の発生の影響をこの遊休状態によって効果的に吸収せることを目指している。
本年度は、処理時間の延びという不確実性に対し、その影響を受けにくいスケジュールを求めることを目指した。すでに従来研究で不安定性という評価尺度を提案している。これは、与えられたスケジュールが1単位時間の処理時間の延びという不確実性の影響をどのくらい受けやすいかを表す尺度である。これを踏まえて本年度は(1)不安定性最小なスケジュールとメイクスパン(スケジュールの長さ)最小スケジュールの関係を実験的に明らかにすることと、(2)不安定性の最小化を効率的に行うための下界値の計算方法、について研究した。その結果、前者の(1)については、(a)不安定性最小なスケジュールの総数が比較的少ないこと、(b)不安定性の値が同じスケジュールでもそれらのメイクスパンにはかなりの幅があること、などが明らかとなった。一方、後者の(2)については、アクティブスケジュールの生成法に基づいて、時間軸に沿って少しずつオペレーションを割り付けていく場合における不安定性の下界値の計算方法を検討し、従来研究で提案していた方法の改良を行った。また、分枝限定法によって不安定性最小化を行う場合の一手順を提案した。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 森川克己: "処理時間の不確実性を考慮したジョブショップのスケジュールに関する研究"日本経営工学会 平成15年度秋季研究大会予稿集. 228-229 (2003)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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