2003 Fiscal Year Annual Research Report
灰色理論による生産管理システムを考慮した自動化生産システムの構築
Project/Area Number |
15510142
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
北岡 正敏 神奈川大学, 工学部, 教授 (90078311)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 賢二 神奈川大学, 工学部, 助手 (90260984)
栗原 謙三 神奈川大学, 工学部, 教授 (30312086)
熊谷 卓 神奈川大学, 工学部, 非常勤講師
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Keywords | 自動化システム / 生産管理 / 流動数曲線 / PLC / 灰色理論 / 部品供給システム / 自然言語 / シナリオ |
Research Abstract |
研究成果は次の3点から構成される。 1)自動化システム構築法の成果:自動生産システムの構築において自然言語を用いたシナリオ作成法により、自動化システムを制御するためのC言語を自動生成する方法を提案した。自動化システムはセンサー、アキュチエータ、コントローラ、メカニズムの4つの要素から構成されている。4つの要素の動きをシナリオ作成法により自然言語を用いて文章で記述する。次に記述された文章を構文解析、字句解析により自動化システムの動きを単語に分ける。このとき格フレーム文法と事例ベース推論により自動化システムの動きを順番に解析する。解析された内容をC言語に事例ベース推論により変換するためのアルゴリズムを提案した。 2)自動化システムを構成する4要素のPLCによる実現:最近の自動化システムはPLC(Programmable Logic Controller)を用いて実施しているシステムが多い。ところがPLCは機械システムはメカニックエンジニアが行う機械のデバックと、制御エンジニアが行うソフトウエアのデバックが別々に行われている。このような装置のデバックを行う段階では作業の同時並行(コンカレント)に行えるように、PLCによるシーケンスプログラミングを容易に行えるソフトウエアを開発した。また自動化システムにおける部品供給システムのための基本構造について方法論を提案した。 3)流動数曲線の自動化システムへの適用:1)流動数曲線を生産管理システムに適用する場合、問題になるのが現場でのデータ入力方法である.データ入力をできるだけ容易にするため、インタフェースとしタッチパネルの適用を検討している。本研究ではタッチパネルの適用における基礎研究をおこない、その成果を出した。2)自動化された配送センターの設計において工程の在庫量をネットワーク型の待ち行列で解析し、さらに逆待ち行列理論を用いて工程の仕掛在庫の解析をおこなった。
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Research Products
(18 results)
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[Publications] 北岡正敏, 岩瀬弘和: "ターゲット形状がタッチ画面の操作性に及ぼす影響"人間工学会誌. Vol.39 NO.6. 300-307 (2003)
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[Publications] 熊谷 卓: "すぐ役立つ自動化ライン設計の定石"機械設計. 10-77 (2003)
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[Publications] Masatoshi KITAOKA: "Design of Dietribution Center using EIQ method and Gray Theory"Proceeding of 32^<nd> International Conference on Computers and Industrial Engineering. 578-583 (2003)
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[Publications] Sato Yuichirou, Masatoshi KITAOKA: "Construction, of Automated Assembly Systems using Natural Language and Generation of Control Program"Proceeding of 32^<nd> International Conference on Computers and Industrial Engineering. 616-621 (2003)
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[Publications] Masatoshi KITAOKA: "Circular Data Analysis of Periodic Time Series Data using Grey Theory""Proceeding of 32^<nd> International Conference on Computers and Industrial Engineering. 590-595 (2003)
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[Publications] Masatoshi KITAOKAI Masao Takeuchi: "Pattern Recognition for Classification of Work using Hierarchical Fuzzy Art"Proceeding of 32^<nd> International Conference on Computers and Industrial Engineering. 903-908 (2003)
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[Publications] 北岡正敏, 霧生達也: "FMSにおけるボトルネックの解析"日本経営工学会秋季大会予稿集. 20-21 (2003)
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[Publications] 北岡正敏, 佐藤雄一郎: "自然言語処理による自動化システム構築に関する研究"日本経営工学会秋季大会予稿集. 48-49 (2003)
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[Publications] 高橋大輔, 北岡正敏: "リアルタイムスケジューリングに関する研究"日本経営工学会秋季大会予稿集. 234-235 (2003)
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[Publications] 森山洋介, 北岡正敏: "EIQ表とネットワーク型待ち行列理論を用いた配送センターの能力評価"日本経営工学会秋季大会予稿集. 192-193 (2003)
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[Publications] 寺園修平, 北岡正敏: "LLDとペトリネットを用いた自動生産システムの構築法に関する研究"日本経営工学会秋季大会予稿集. 50-51 (2003)
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[Publications] 竹内正生, 北岡正敏: "ニューラルネットワークを用いた仕分け作業における画像分類に関する研究"日本経営工学会秋季大会予稿集. 52-53 (2003)
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[Publications] Juvy Balingit, Masatoshi Kitaoka: "Work posture Classification Model in Manual Material Handling"Proceeding of Japan Industrial Engineering and Management. 250-251 (2003)
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[Publications] 北岡正敏, 中村 塁: "製品開発期間からみたクロックサイクルの概念によるSCM問題"日本ロジスティクスシステム学会、全国大会予稿集. 74-75 (2003)
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[Publications] 北岡正敏, 李家斎: "リサイクル問題の経済性に関する研究"日本ロジスティクスシステム学会、全国大会予稿集. 195-198 (2003)
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[Publications] Juvy Balingit, Masatoshi Kitaoka: "The Method of Generating OWAS Codes in Manual Material Handling using Neural Network"Proceeding of the JSLS 2003 The 6^<th> Nationa Conference Japan Society of Logistics. 60-63 (2003)
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[Publications] 森山洋介, 北岡正敏: "配送センター設計におけるレイアウト計画を考慮した機器選定に関する研究"日本ロジスティクスシステム学会、全国大会予稿集. 56-59 (2003)
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[Publications] 栗原謙三, 西内信之: "FAシステム制御ソフトウエアの開発手法に関する研究"日本機械学会論文集C編. Vol.69, No.680. 1169-1177 (2003)