ロシアにおけるジェンダ-研究-エスニシティの視点より-

2006 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 15510206
• Research Institution: Tenri University
• Principal Investigator: 五十嵐 徳子 天理大学, 国際文化学部, 准教授 (80294156)
• Keywords: タタルスタン / ジェンダー / ロシア / 女性 / イスラーム

Research Abstract

本年度は研究最終年度であったため、報告書の作成を中心にした研究活動を行った。2006年11月11日には、日露極東シンポジューム(於:京都大学)において研究協力者であるライサンムハリャーモヴァ氏が「タタルスタン共和国における言語状況と言語政策」という題目で研究発表を行った。11月13日には「科学研究費補助金共同研究発表会」(於:天理大学)において、ラィサンムハリャーモヴァ氏が「タタルスタン共和国における女性-社会的な成功の要因-」という題目で研究発表を行った。また、11月19日には2006年度ロシア・東欧学会研究発表会(於:青山学院大学)において研究代表者である五十嵐徳子が「タタルスタン共和国におけるジェンダーの現状について-カザンでの事例をもとに-」という題目で研究発表を行った。研究発表を通して研究全体を見直した際に、タタルスタンのロシア革命以後の女性のソビエト化のプロセスについての文献が不足していることが判明した。そのために3月2日〜9日まで再び資料収集のために、研究代表者がロシア連邦サンクトペテルブルグ市にある公共図書館へと出張した。非常に有益な資料を収集することができた。現在、最終報告書の仕上げの作業に入っている。