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2006 Fiscal Year Annual Research Report

近世前期刊本解題図録の作成をめざす書誌学的研究

Research Project

Project/Area Number 15520137
Research InstitutionRyukoku University

Principal Investigator

和田 恭幸  龍谷大学, 文学部, 助教授 (20260002)

Keywords出版 / 出版文化 / 書誌学 / 近世史料
Research Abstract

現在、日本の近世出版文化に関する研究活動は、複数の研究領域で盛んに行われている。しかし、わが国における商業出版の開始時期に相当する近世初期を対照とする研究はそれほど盛んに行われてはいない。当該の時期の諸状況が不明であることを受けて、現今の諸研究もまた通史的ないし史的展望の欠如したものが多く、個々の研究者の関心による散発的な研究活動に終始しているのが偽らぬ現状である。よって、現在の諸研究から将来的な発展や、複数領域における連携的な研究活動に発展する可能性は極めて低い。当該分野の研究活動が、「趣味的」ないし「重箱の隅」といわれる所以である。
上記の研究状況を打開するためには、研究基盤の整備が必要であり、中でも近世初期の研究基盤整備は重要な課題となるものである。本研究は、以上の研究状況を踏まえ、複数T領域の研究活動に資すべき解題図録の作成し、研究基盤整備の一端を担おうとするものである。なお、本研究においては、以下の仕様によって、資料収集・整理を行った。
1、収集範囲:慶長から明暦年間に刊行された刊記を有する版本(刊本)資料の書誌データと書影(版本の部分写真)を収集する。ただし、研究成果として公表するのは、寛永年間までとする。また、無刊記本の刊行年は研究者によって説が分かれ、水掛け論に終始することが多いため、これを除外する。
2、書誌データ:書誌調査は、なるべく詳しく調査し、整理する際には適宜これを省略する。
『国書総目録』等を参照して現代の図書分類を付記し、出版傾向を考究する際の手がかりとする。
3、書影:収集した書影を、書誌データと合わせて整理する。
データ整理は、適宜パソコンに入力し、ファイルメーカープロ等のソフトを用いて整理した。研究成果の報告の用意として、入力データを整備(省略など)して簡略版の作成を行った。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 杉田勘衛刊本の一特色2007

    • Author(s)
      和田恭幸
    • Journal Title

      国文学論叢 52号

      Pages: 7

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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