• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2006 Fiscal Year Annual Research Report

二十世紀末以降アメリカ舞台芸術の理論と実践における文化ポリティクスとグローバル化

Research Project

Project/Area Number 15520210
Research InstitutionOchanomizu University

Principal Investigator

戸谷 陽子  お茶の水女子大学, 文教育学部, 助教授 (30261093)

Keywordsアメリカ演劇 / パフォーマンス研究 / 舞台芸術 / 同時多発テロ事件 / 身体表象 / 表象文化論 / グローバリゼーション
Research Abstract

本年度は、演劇・舞台芸術の書物に加え、過去10年間ほどに加速した政治経済的・文化的基盤と文化システムの変化について論じる基本的な研究書、学術雑誌等の書誌を収集・通読し理論化する作業は引き続き行ったが、研究最終年度であることを意識し、これまでに収集した資料や研究成果を「グローバル化した文化システムにおけるアメリカ舞台芸術」(仮題)というテーマのもとに集約すべく、概観しつつ整理する作業に重点をおいた。その実績として、演劇史の流れに深く関わる総括的な論文を発表した。
また、過去10年間に加速した、演劇における知識や情報のグローバル化が、実際の演劇作品制作の現場にどのような影響をもたらしているか、また、伝統と現代、国境を越えたコラボレーションなどの試みがグローバリゼーションにより、どのような変化を遂げたかなどについての調査を開始した。そこで、具体的には、まず、国際演劇祭で流通する規格化されたプロダクションの詳細について、製作の過程、マーケティング戦略の実情などを丹念に調べ、これと芸術という概念の関わりを考察した。また、近年活発化している、国境を越えた、複数の民族や文化の担い手のコラボレーションによる伝統へのアプローチと、それらを巡る学術的な言説の変遷について考察を進めた。このため、来日している国際演劇祭のプロデューサや芸術監督にインタヴューを行い、また積極的に演劇祭や学会などについての情報を収集した。この成果は来年度に米国で開かれる学会で発表するべく準備中である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] アメリカ演劇と<女性>という問題-主体の獲得・断片化・逸脱の歴史2006

    • Author(s)
      戸谷陽子
    • Journal Title

      劇場文化総特集<アメリカ演劇>-歴史と現在 第9巻

      Pages: 122-134

  • [Journal Article] フォルネス作品の源流-1960〜70年代ニューヨークのオルタナティヴな上演空間とフォルネス2006

    • Author(s)
      戸谷陽子
    • Journal Title

      アメリカ演劇 第18号

      Pages: 3-23

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi