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2005 Fiscal Year Annual Research Report

日・英・仏・西語の対照研究-時制・アスペクトを中心にして

Research Project

Project/Area Number 15520260
Research InstitutionKYUSHU UNIVERSITY

Principal Investigator

山村 ひろみ  九州大学, 大学院・言語文化研究院, 教授 (90281188)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小熊 和郎  西南学院大学, 文学部外国語学科, 教授 (70169259)
佐藤 正明  福岡大学, 人文学部, 教授 (50133913)
松村 瑞子  九州大学, 大学院・言語文化研究院, 教授 (80156463)
市川 雅巳  熊本大学, 文学部, 助教授 (10212995)
Keywords時制 / アスペクト / 日本語 / 英語 / フランス語 / スペイン語 / 対照研究 / 外国語教育
Research Abstract

平成17年度は本研究の最終年度にあたるため,これまでの研究の集大成として以下のことを行った.
1.本研究が目指した日・英・仏・西語すべてにその翻訳のある小説を資料体とするデータ・ベースの完成
Agatha ChristieのThe Thirteen Problemsの日・英・仏・西語版の最初の3作品を資料体とするデータ・ベースを完成させた.その体裁は左右見開き2ページに左から当該作品の日・英・仏・西語訳を並べたものである.仏語と西語は同系言語ということで同じ右ページに掲載した.この配置を取ることにより,両言語間の類似点のみならず相違点の検索が容易になる.英語と仏語はページを挟んで隣あっているが,これも両言語間の系統的・類型的関係性を考慮してのことである.同じ左ページに並べられた日本語と英語は系統も類型も異なるが,現在隆盛を極める日本語教育,日英対照研究には大いに役立つと思われる.
2.本研究のメンバーの母体である「西南言語対照研究会」に時制・アスペクトを専門とする以下の研究者を招聘し,関連分野の最新の知見を得た.
平成17年1月22日:柏野健次(大阪樟蔭女子大学)「語彙アスペクトと文法アスペクト」
工藤真由美(大阪大学)「日本語のアスペクト・テンス・ムード体系のバリエーションと言語類型論」
平成17年3月5日:阿部宏(東北大学)「文法化によるアスペクト・テンスの形成について-多義性をどう捉えるか」
平成17年9月24日:フランス・ドルヌ(青山学院大学)「時制,アスペクトと他動性の問題-目本語とフランス語の対照の観点から」
3.本研究の成果報告書を作成
本研究の集大成として,280ページの成果報告書を作成した.その構成は第一部論文等編と第二部資料編から成る.第一部には論文・報告が9本,第二部には1.で述べたデータ・ベースが収められている.

  • Research Products

    (7 results)

All 2006 2005

All Journal Article (7 results)

  • [Journal Article] Moo et la subjectivite2006

    • Author(s)
      小熊 和郎
    • Journal Title

      Cognition et emotion dans le langage(慶應義塾大学出版会)

      Pages: 141-158

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] アガサ・クリスティの推理短編小説における過去の表現-フランス語とスペイン語の対照の観点から2006

    • Author(s)
      山村 ひろみ
    • Journal Title

      比較社会文化(九州大学大学院比較社会文化研究院) No.12(印刷中)

  • [Journal Article] Perdreと状態変化2006

    • Author(s)
      小熊 和郎
    • Journal Title

      フランス語学研究(日本フランス語学会) 40(印刷中)

  • [Journal Article] 時を表すsince節中の完了形と単純形2006

    • Author(s)
      松村 瑞子
    • Journal Title

      ことばの楽しみ (印刷中)

  • [Journal Article] インタビューにおけるpreterito perfecto simpleとpreterito imperfectoの交替-質疑応答に見られるデータを中心にして-2005

    • Author(s)
      山村 ひろみ
    • Journal Title

      スペイン語学研究(東京スペイン語学研究会) 20

      Pages: 122-144

  • [Journal Article] Dejaとencore-時間・主体関係・評価2005

    • Author(s)
      小熊 和郎
    • Journal Title

      フランス語を探る フランス語学の諸問題III(東京外国語大学グループ《セメイオン》)

      Pages: 143-155

  • [Journal Article] Venir de infinitif再考2005

    • Author(s)
      佐藤 正明
    • Journal Title

      『福岡大学研究部論集』第5巻A(人文科学編) 1号

      Pages: 29-40

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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