2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15520274
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Research Institution | Osaka Shoin Women's University |
Principal Investigator |
中田 節子 (有田 節子) 大阪樟蔭女子大学, 学芸学部, 教授 (70263994)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中田 一志 大阪外国語大学, 日本語日本文化教育センター, 助教授 (90252741)
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Keywords | 条件文 / 論理文 / 推論 / 意味論 / 文法 / 提題 / どうせ |
Research Abstract |
本年度は、前年度に引き続き、論理文の実例の収集と分析する一方で、国内外のシンポジウム、学会、研究会において、研究成果の一部を発表した: (1)スペイン語の条件文の構造と意味について、前年度までの研究で提示したモデルが、Montolio(1999)において提示されているさまざまな条件文の現象に適用できるかどうか、スペイン語学の専門家である和佐敦子氏に協力を得ながら検討し、概ね適用できることが明らかになった。 (2)大阪外国語大学日本語日本文化教育センターで日本語を学んでいる留学生(ベルギー人、エジプト人、スペイン人)および京都大学文学研究科で言語学を専攻している留学生(韓国人)の協力を得て、それぞれの母国語の論理文のデータを収集した。 (3)前年度の研究の成果と(1)の成果の一部について、条件文に関する対照研究のシンポジウム(2005年7月、神戸)で発表した。 (4)(2)の研究成果の一部と、研究分担者との共同研究である非論理的表現の論理的領域への拡張の一部についての研究発表を国際語用論学会(2005年7月、イタリア)で共同発表を行った。 (5)論理文に関連する提題形式「は」の談話機能に関する研究を日本語用論学会(2005年12月、京都大学)で単独発表を行った。 (6)前年度までの研究成果の一部である陳述副詞「どうせ」に関する意味論的研究について、研究会(2005年6月、京都大学言語学研究室)で単独発表し、かつ、その内容をまとめた論文が刊行される予定である。
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Research Products
(1 results)