2006 Fiscal Year Annual Research Report
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15520274
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Research Institution | Osaka Shoin Women's University |
Principal Investigator |
中田 節子 (有田 節子) 大阪樟蔭女子大学, 学芸学部, 教授 (70263994)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中田 一志 大阪外国語大学, 日本語日本文化教育センター, 准教授 (90252741)
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Keywords | 推論過程 / 論理文 / 条件文 / 過程重視 / 対照意味論 / 既定性 / 話し手の知識 / 終助詞 |
Research Abstract |
本年度は、最終年度にあたるので、前年度までの研究成果を学会発表および論文として発表した。(1)研究代表者が執筆した条件文の言語学的研究と日本語条件表現研究の導入的内容の論文が『シリーズ言語対照6条件表現の対照』の「導入編」として出版された。 (2)研究代表者が、日英語の条件文について、前件の既定性と話し手の知識の観点から分析した論文が同『条件表現の対照』の7章として出版された。 (3)研究代表者が、、ロンドン大学SOASで行われたワークショップRevisiting Japanese Modalityにおいて、日本語の認識的条件文とモダリティについて、特に、推論過程の言語化に着目して発表した。なお、このワークショップでの発表内容を論文(英語)にしたものを投稿中である。 (4)研究代表者が、在外研修先のノースウェスタン大学言語学科のSyntax & Semantics Group研究会において、Prediction in Conditionalsというタイトルでの口頭発表を行った。(Matthew Berends氏と共同)日本語条件文の前件が非時制節をとる場合と、英語におけるwillが現れない未来条件文の共通性について暑かったものである。 (5)研究分担者が、会話における「ね」「よ」「よね」について分析したものを研究ノートとして、本科研報告書に発表した。 以上の内容、および、四年間に論文として発表したものをまとめて研究成果報告書として公表した。
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Research Products
(2 results)