2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15520276
|
Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
山口 真佐夫 摂南大学, 外国語学部, 教授 (00191239)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中嶋 鴻毅 大阪工業大学, 情報化学部, 助教授 (40089884)
|
Keywords | インドネシア / 比較言語学 / 南スラウェシ州 / 南スラウェシ語群 / 北方下位語群 / マッセンレンプル語 / パッタエ / ママサ |
Research Abstract |
本年度は、研究の最終年度にあたるため、これまでに収集した資料を基に研究のまとめとを行った。おもな成果は、南スラウェシ語群北方下位語群の1比較言語学上の特徴、2重要言語の文法書の編纂、3言語分類がこれまではっきりしていないもの系統確定等を行った。 1としては、南スラウェシ語群内で北方下位語群を他の下位語群・言語と弁別するための基準を比較言語学に基づいて立てた。2としては、北方下位語群中の重要言語であるマッセンレンプル語のエンデカン、ドゥリ、マイワの3方言を網羅した対照文法を編纂した(現在出版のために校正中)。3としては、これまで独立した言語か他の言語の方言か定説の無かったパッタエ、ママサについての考察を行った。 研究代表者の山口は、上記の文法書編纂および資料集のために現地を訪問した。また、研究協力者のZainuddin Hakimが成果報告のために訪日した。そして第36回日本インドネシア学会において山口がパッタエについて、研究分担者の中嶋が「マッセンレンプル語の音声データベース構築について、研究協力者のZainuddin Hakimがママサについて研究発表を行った。
|
Research Products
(2 results)