2004 Fiscal Year Annual Research Report
東アジア日本語学習者の発話・知覚における破裂音の習得メカニズムとその中間言語研究
Project/Area Number |
15520333
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
福岡 昌子 三重大学, 留学生センター, 助教授 (70346005)
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Keywords | 日本語教育 / 音声 / 破裂音 / 第2言語習得 / 中間言語 / 中国語(北京語・上海語) / 韓国語(ソウル) / 合成音声 |
Research Abstract |
本年度は、(1)〜(5)を中心に研究活動を行った。 *昨年度の調査をまとめた結果、韓国人日本語学習者の破裂音の習得について、知覚と生成(音響音声学的実験に基づく)の両面からまとめた先行研究がなかったことから、韓国人学習者の日本語破裂音習得の研究結果を中心に報告するとともに、(2)(3)の調査を行った。 (1)平成15年度に行った調査結果の分析並びに研究結果の発表と論文化 ・「韓国人日本語学習者の破裂音習得-知覚と生成-」(『JSLS2004』言語科学学会第6回年次国際大会254-255) ・「韓国人学習者の日本語破裂音の縦断的習得研究-知覚-」(『三重大学留学生センター紀要』第7号44-45) ・「韓国語を母語とする日本語学習者の破裂音習得-知覚と生成」(投稿中) (2)本年度調査の「韓国語・上海語話者の母語における破裂音と高さ(F_0)に関する調査」、「韓国語・上海語話者の日本語における破裂音と高さ(F_0)に関する調査」のための調査項目のリストアップを行った。 (3)韓国ソウル市慶煕大学校国際教育院大学校(2004年9月)、中国上海市同済大学(2005年1月)を訪問し、発音および知覚調査を行い、データの収集を行った。 (4)昨年度ソウル(慶煕大学校)、天津(天津外国語大学)、上海(同済大学)で収集した「合成音声による刺激音の知覚データ」の整理および分析を行った。
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Research Products
(2 results)