2004 Fiscal Year Annual Research Report
学習者コーパス分析に基づくチュートリアル併設型ウェブによる英語発信教育実践研究
Project/Area Number |
15520381
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Research Institution | Nagasaki Junshin Catholic University |
Principal Investigator |
鈴木 千鶴子 長崎純心大学, 人文学部, 教授 (10123837)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉原 将太 長崎純心大学, 人文学部, 講師 (30321318)
渡辺 洋子 長崎純心大学, 人文学部, 教授 (90167180)
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Keywords | 学習者コーパス / インタラクティブ・ウェブ / チュートリアル / 学習支援 / e-ラーニング / 国際協働学習 / 英語コミュニケーション実践 / 韓国:台湾:日本 |
Research Abstract |
平成16年度、当該研究は、当初の計画に沿って以下の過程を経過し、成果がえられたので、進捗状況を報告する。 1.年度始めに、該当する学科の大学1年生〜4年生までの実験群と対照群を合わせて約180名を対象に、事前テストとしてSLEP(Secondary Level English Proficiency)テストForm4を実施した。 2.前期中に、集積された英語学習者のコーパス(約9000件のメッセージ)を分析し、国際コミュニケーション上、正確な表現のために指導が必要と思われる項目を抽出した。 3.その結果に基づき、チュートリアルで取り上げる項目を、(1)present participles vs. past participles (2)prepositions and/or conjunctions (3)verbs, adverbs, & adjectivesに大別し、35項目のチュートリアルのコンテンツを作成した。 4.学習環境として使用するインタラクティヴ・ウェブに、3.で作成したチュートリアルを組み込み設定した。なお、その設計において、英語指導の教員が学生の使用状況ならびに学習の進行を観察する過程で、必要に応じて項目やコンテンツの付与や改定、編集を随時行える機能とした。 5.4.で完成したチュートリアル併設型インタラクティヴ・ウェブを活用した授業を、海外協力大学との協働e-ラーニング実践として、後期より開始した。 6.途中経過の年度末に上記1.の学生に対して、事中テストとしてSLEPテストForm3を実施した。 7.実践は、日本と韓国の学期スケジュールの関係で、平成17年5月末まで延長。前期末に全てのデータを集計し、以下の項目について分析を行う(1)事後テストとして実施するSLEPテスト結果での伸長度、(2)実験群のチュートリアル使用頻度と(1)の相関度、(3)実験群の質的変化。
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Research Products
(11 results)