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2004 Fiscal Year Annual Research Report

神話・伝説・昔話の場所表現に見る日本人の環境認知の変遷

Research Project

Project/Area Number 15520507
Research InstitutionKyoto Gakuen University

Principal Investigator

佐々木 高弘  京都学園大学, 人間文化学部, 教授 (20205850)

Keywords蛇聟入・苧環型 / 神話 / 伝説 / 昔話 / 環境認知
Research Abstract

1 福島県の「蛇聟入・苧環型」の資料調査と現地調査。福島県の伝承地は、福島市、月舘町、川俣町、郡山市、湯川村、金山町、三島町、南郷村、大越町、玉川村、古殿町、いわき市である。本調査では、まず福島県立図書館で資料調査を行った。伝説については、伝承地の役場、教育委員会、当該地において場所の確認を聞き取り調査によって行い、写真、VTR撮影により、景観構造の把握を行った。
2 佐賀県の「蛇聟入・苧環型」の資料調査と現地調査。佐賀県の伝承地は、佐賀市、鳥栖市、唐津市、背振村、諸富町、川副町、白石町である。本調査では、まず佐賀県立図書館で資料調査を行った。伝説は唐津市を中心に、市図書館および当該地において場所の確認と、VTR、写真撮影を行い、景観構造の把握を試みた。
3 データベース化の作業。福島県・佐賀県の伝承を、昔話は11項目、伝説は13項目ごとに整理した。伝説については、伝承地(娘の家と蛇の棲家など)を地図化し、写真等とともにデータベースを作成した。
4 景観構造の把握作業。伝承されている家は、地域の開拓の祖と考えられ、蛇の棲家は神話の世界山と考えられる。それらの関係性を現実空間において把握するため、地形図で確認作業、3D化による立体的な景観構造の把握、VTRによる撮影を行った。
5 研究成果の発表。(1)ウルムチで開催された中国歴史地理学会において「神話と景観」という題目で成果の一部を発表した。(2)国際日本文化研究センターにおける科研研究会において「「蛇聟入・苧環型」のデータベースから見た話型と景観の対応関係」と題する発表を行った。(3)京都歴史災害研究会において「伝承された洪水とその後の景観」と題する発表において、洪水神話と景観の関係について発表を行った。

  • Research Products

    (2 results)

All 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 子どもの生きている文化と場所2005

    • Author(s)
      佐々木 高弘
    • Journal Title

      子どもの文化 2005-2

      Pages: 19-25

  • [Journal Article] 伝承された洪水とその後の景観-カオスからコスモスへ-2005

    • Author(s)
      佐々木 高弘
    • Journal Title

      京都歴史災害研究 3

      Pages: 1-11

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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