2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15530017
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
中井 勝己 福島大学, 行政政策学類, 教授 (00207705)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塩谷 弘康 福島大学, 行政政策学類, 教授 (50250965)
後藤 忍 福島大学, 共生システム理工学類, 助教授 (70334000)
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Keywords | 家電リサイクル法 / 食品リサイクル法 / リサイクル / 循環型社会 |
Research Abstract |
研究計画の2年目にあたる平成16年度は、家電リサイクル法の地域での実態把握に力点を置いた研究を進めてきた。6月に行った東北経済産業省へのヒアリング調査では、東北地方での家電リサイクルの実施状況や不法投棄問題などを調査した。さらに、11月に家電リサイクル法のシステムから外れた形で、家電のリサイクルを実施している「大阪方式」についてのヒアリング調査と現地調査を実施し、法システムが想定していないところでの家電リサイクルの考え方、実態の一部が明らかになり、家電リサイクル法の定着とその問題の一方向が示されてきており、次年度の研究をまとめる上での大きな研究成果となった。 食品リサイクル法についても、6月に東北農政局にヒアリング調査を実施したが、法施行から間もないこともあり、条件整備がこれから徐々に進められていく状況にある。そこで、家庭から排出される生ゴミの回収とリサイクルの先駆的取り組みを行っている山形県長井市と生ゴミからバイオ発電に取り組んでいる宮城県白石市において、「家庭からの生ゴミ回収の実施による市民の認識と行動への影響に関する調査研究」(調査表調査)を実施し、現在、集計中であり、次年度の研究のまとめに組み入れる予定である。 以上、今年度の研究活動から、研究課題の取りまとめの方向が明らかになってきており、次年度につなげていきたいと考えている。
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Research Products
(2 results)