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2003 Fiscal Year Annual Research Report

法的サービスの受け手の観点からみた弁護士の倫理と情報公開

Research Project

Project/Area Number 15530064
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

田邊 誠  広島大学, 法学部, 教授 (40197512)

Keywords弁護士倫理 / 情報公開
Research Abstract

今年度は、本研究の初年度として、国内の文献・資料、また、研究会を通じて、(1)わが国の弁護士倫理に関する諸規定やルール
(2)過去の弁護士倫理違反の事例
(3)弁護士による情報公開の現状
に関する調査を実施した。
具体的には、(1)について
既刊の図書及び論文を参考にして、現状と問題点を整理した。その結果、弁護士会の倫理に関する現在の規定やルールは、必ずしも論理的な構成になっておらず、また、個別の規定・ルールの解釈にも疑問の余地があることがわかった。
(2)について
既刊の図書及び日弁連発行の雑誌「自由と正義」などを参考に過去の事例を検討したが、弁護士の依頼者の観点からみると、倫理基準の運用が甘いのではないかと思われる事例が散見された。なお、過去に遡るほど、報告された事例が少なく、研究が困難であることもわかった。また、ほぼ月1度の割合で開かれる弁護士・裁判官を交えた研究会で、いくつかの事例について検討し、参加者から幅広く意見をきくことができた。
(3)について
弁護士の広告・宣伝などに関する論文を検討するとともに、電話帳などにおける実際の広告内容について、潜在的な依頼者への有益な情報提供となっているかという観点から検討した。その結果、広告内容は弁護士によってまちまちであり、また、内容の正確さについての保障がないことが問題であるとの認識を持った。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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