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2004 Fiscal Year Annual Research Report

離散選択問題が引き起こす景気変動に関する研究

Research Project

Project/Area Number 15530123
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

上東 貴志  神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (30324908)

Keywords離散選択 / 景気変動
Research Abstract

本研究の目的は、離散選択問題と景気変動の関係を明らかにすることである。離散選択問題とは、(通常)有限個の選択肢の中から最適なものを選択する問題でことである。例えば、車を買い換えるべきか、新しいパソコンを買うべきか等は離散選択問題である。離散選択問題の研究が現実経済を理解する上で重要であるのは、現実経済における財の多くが不可分であり、不可分財の売買を扱った問題はすべて離散選択問題であるからである。不可分財とは、売買可能な最小単位が存在する財のことである。ところが、既存のマクロ経済理論の大部分は、財が無限に可分であるという仮定の上に成り立っている。離散選択問題と経済動学の複雑性の間には重要な関係があると考えられるのだが、この関係に焦点を置いた研究は当研究者の最近の研究を除けばほとんど皆無である。本研究の目的は、未開発領域である離散選択問題と景気変動の関係を明らかにすることである。
本年度の昨年度に引き続き、「個人レベルにおいては、離散選択問題は必然的に複雑なダイナミックスを引き起こす」という命題を成立する条件の一般化、及びこの命題に基づいたマクロモデルに関する研究を行った。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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