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2005 Fiscal Year Annual Research Report

モータリゼーションによる都市変貌がもたらした高齢者の生活実態についての研究

Research Project

Project/Area Number 15530313
Research InstitutionObihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine

Principal Investigator

杉田 聡  帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (00171158)

Keywordsモータリゼーション / 大店立地法 / 高齢者 / 商店街の衰退 / 距離 / 公共交通の衰退 / 通院
Research Abstract

05年度は、それまでに予備的にしかできなかった調査を一歩進め、一人暮らしおよび夫婦のみの高齢者世帯に属す高齢者を母集団とする、層化多段抽出法に基づく全国的な調査(全国12市町村)を試みた。そして、03年度以降の各種の調査等を踏まえ、現今のモータリゼーション下、ならびに大店立地法下に生きる高齢者の生活(特にここでは買物、付随的に通院)についての総括を行った。
05年度の本調査からのみならず、いずれの調査からも、今日の状況下で少なくない高齢者が、日々の買物(通院とならんで高齢者の生活がそれによってめぐる両輪)において困難を感じている事実が、統計的に明らかになった。少なくない高齢者が、買物の行き帰りおよび商店(街)到着後において困難を経験している。多様な要因がこれに関係するが、モータリゼーションならびに規制緩和路線下での大規模店の進出による商店街の衰退を通じて、商店(街)までの距離が生み出され、これが大きな「バリア」になっているという時事を、前者を生み出した何より大きな要因として指摘しうる。
以上は、報告書に詳しくまとめたが、これで調査研究を終わらせては意味がない。調査者は、報告書作成にとどまらずに、ここで明らかになった問題を社会的に提起するために、出版につながる次の段階の研究(次の段階の叙述)が必要だと判断している。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 「距離」というバリア-大店立地法下での高齢者の生活2005

    • Author(s)
      杉田 聡
    • Journal Title

      世界 11月号

      Pages: 216-224

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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