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2003 Fiscal Year Annual Research Report

男性保育士のライフコース

Research Project

Project/Area Number 15530339
Research InstitutionToyo University

Principal Investigator

西野 理子  東洋大学, 社会学部, 講師 (50257185)

Keywordsライフコース / ジェンダー / 転機 / 保育士
Research Abstract

本研究は、ライフコースの視点から、男性保育士の職業ならびに人生経験を探求しようというものである。来年度に、各年齢層にひろがる男性保育士を対象に、構造化された調査票による面接方式、および、半構造化された面接インタビュー方式のライフコース調査の実施を企画している。調査を通じて、女性の仕事と一般に思われていた保育職に、参入していった男性の人生形成およびその時代背景を明らかにすることを目指している。
今年度は、まず第1に、先行ライフコース研究およびジェンダー研究のサーベイを行った。調査方法論関連ならびにライフコース研究関連、ジェンダー研究関連の文献を検討した。第2に、調査対象者となる男性保育士の現況に関する資料を収集した。その結果、1990年には全国で700人あまりだった男性保育士は、2001年には3000人を超える人数にのぼっていることがわかった。大阪府、埼玉県など幾つかの府県では、男性保育士の交流・連絡会が組織されており、男性保育士間で活発な交流が継緯されている。ただし、多くは20歳代の若い世代に偏っており、ライフコース研究を実施するにあたっては、一定の工夫・配慮が必要だということが確認できた。また、当初は調査対象者の名簿を作成する予定であったが、男性保育士を把握できるような十全たる名簿は存在せず、各園に問い合わせる必要があったので、人事異動を考慮して、来年度早々にその時期を延期した。
なお、備品としてPCを購入し、資料収集の可動性をはかり、その成果をあげることができた。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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